Dr'Kの 2013年 12月の日帰り鉄旅 3連発
12月25日
今日は用務で愛知県に日帰り出張。出張先は名鉄沿線にある某大学施設。
時間的には早いのだが、ゆっくり昼食をとりたいのと、なんといっても乗継割引(JRの急行以上のランクの列車を複数乗る場合で、原則先行列車を降りた駅から後続列車に乗る場合、複数ある特定の条件を満たせば、一方の列車の料金が5割引きになる、という制度。
今回はこの条件をクリアしているので、往路のしなの号の料金が5割引きになるはずなのだが、先の投稿であったように、これを最近、難癖つけて虚偽の説明をして乗継割引の適用を逃れる手口での不正が本州3社で行われている疑いが非常に強い。
今回のきっぷの調達でも平然と行われた。詳細は「高槻駅での不正」参照)が大きいので、愛知・長野への出張の友「しなの9号」に乗車する。冬休みに入って、帰省客も増え始め、いつもどおり自由席で万が一座れないとかなりつらいことになるので、先日万全を期して指定をとったのだが…
朝ラッシュ時に神戸で急病人を救護したため、5~20分の遅延が出ている。京都駅にギリギリ到着。
しなの6両、サンダーバード9両と、両者がともに所定編成の場合は、京都駅の0番線では、しなのの普通指定とサンダーバードの自由席の乗車位置案内が同じ場所になるのだが、サンダーバードを利用する客のほうが圧倒的に多いので、お互いの列車の自由席に並ぶ客が、指定席に乗ろうとする客の邪魔になる。
とくに、サンダーバードの自由席はかなり並ぶので、しなのの指定に乗るのは一苦労。しかも、遅れてきたし、1本前の普通とはほぼ同着で、乗換の接続は取ったものの、マイクで煽りまくるだけで非常に危険。
なぜサンダー自由席の客に対して、「しなのの客を通せ」という一言が言えないのだろう。
しなの9号は名古屋には2分遅れで着いたが、ここでも乗車客が殺到し、名古屋で降りる客が困るのが毎度の光景。他のしなのと違って名古屋が始発じゃねぇんだからまてっつーの。
京都時点ではまだ10時になっていなかったため、1月末の出張時の復路のサンライズのきっぷを求めて名古屋駅のみどりの窓口へ。
東京発のサンライズは大阪駅では運転停車のみでドアを開けてくれない(時間は4時半なので、30分ほど待てば5時前後から各線の初電が動き出す。それゆえニーズはあるはずなので、個人的には営業停車にしてほしい。大阪に営業停車してくれれば、後述するややこしい買い方はしなくてすむ)ので、姫路まで行って折返すのだ。
姫路着の日が平日ダイヤならば、5:47の新快速大阪行きがあり、大阪以遠に行くにも芦屋~大阪間の各駅で後続の快速に乗ればよいのだが、休日ダイヤだと6:25まで新快速がないので、快速で折り返すことになるのだが、これだと6時台に大阪に到着することはできない(7時8分になる)。
また、朝早い仕事が大阪であるときには、新大阪まで姫路発6:00ののぞみの始発に乗る。これなら新大阪に6時31分、京都にも6時47分に着ける。
ということで、浜松~姫路のノビノビ座席と、姫路から折返しの新幹線自由席を所望。
今回は、姫路からの戻りが休日ダイヤで、かつ大阪に戻ってそのまま朝8時から一日現場仕事で朝食時間を確保するため、姫路からの折返しに新幹線の自由席をつける。乗車券は往路を買うときに、連続乗車券を買ってある。特急券2枚だけなので、サンライズのノビノビ座席の半額の特急券と、新幹線の自由席特急券の合計になるはずだが、サンライズの料金が正規の3,030円のまま計算されている。
あれ? おかしい。
サンライズの料金が正規の料金で出てくるなら、新幹線の発売がまだできなくて、そのきっぷは発券できないはず。…なので、請求金額が3,030円(サンライズの分)だけで、乗継請求の「承認印」をサンライズの特急券につけて発売されるはずだ(この「承認印」の押印拒否も多い。この印がなければ割引を受けられない。これを承知の上で、口頭で手順のみ説明して押印はしない悪質な対応をする係員も…)。
そして後日、新幹線の特急券を購入するとき、サンライズの特急券を本来の割引後の料金のきっぷと差し換えて割引分を精算することで新幹線の特急券を手にすることができる。同様に、後続列車が割引になる場合は、先ほどの「承認印」が押された元のきっぷを提示することで、5割引きで後続列車のきっぷが買える。
これが「乗継請求」である。
「なんでその金額になるのか説明してもらいたい」
と、説明を求めたら、彼は私を待たせて端末をたたいたが、端末は係員の指令どおりにしか仕事はしない。
「いや、(端末をたたいていないで、なんでそうなるのかを)説明してって言ってるんだけど」
そのまま逃げるようにバックヤードへ一直線。あまりにも挙動が不審なのでその場でサービス相談室に電話。そうすると周囲の係員から窓口付近で電話を使うな、の集中砲火。こちらも使いたくて使っているわけではないし、それをすかさずこちらに言うということは、通報されては困るなにかうしろめたいものがあるのか? と首をかしげざるを得ない。
きっぷが出るなら、割引がされていなければおかしい。
オペレータの対応もその場で対応しようとしないし、会社組織としてかなりあやしい。
その後、昼食の時間を削って名古屋駅に直結しているビルのJR東海の本社に抗議に向かった。
受付でサービス相談室にも何度も申し入れているが、対応してもらえない事情を説明すると
「アポイントがない方はお通しできません」
緊急を要する案件なのですが…まぁいいや、じゃ、アポイントをだれにとればいいのですか?
「本社内にはそのようなことに対応できる部署はありません」
とのこと。ほかのJRにあって、東海にだけないもんですかね…。
あれだけの組織の会社ですし、あれだけひどい対応をしているJR東日本でも「サービス品質改革部」という部署が一応あって、申し入れはできる(全く対応はなく、機能はしていないが、門前払いをされたことは一度もない)。
JR西日本は「総務部」「営業本部」「法務部」「広報部」というところに対応してもらったことがある。
【JR東海の組織図】
【こちらはJR西日本の組織図】
「サービス相談室にお申し出ください」
そのサービス相談室が全く機能していないから、わざわざここにきているのですがね…
その場でサービス相談室に電話したら、警備員がここはロビーだから静かにしろという始末。
サービス相談室に申し出よといったのはあなた方ですがね。…というわけで門前払い。
後ろめたいことがなければ、話を聞くことくらいはできるはず。
その対応すらできない、ということは、JR東海の係員が利用客に対して行っている不当請求を、
会社としてよしと認めている、つまり、
JR東海という企業は、利用客に対して運賃・料金について組織的に虚偽の説明をして不当請求を行い、何も知らない客からカネをだまし取っている
と解釈せざるを得ませんが…それでいいわけですね?
万が一、本当にあなた方が言う「間違い」なのであれば、12月の1か月だけで同一の不正行為が5回もあり、こちらが一つ一つ発券のしかたを言わなければ正しいきっぷが出てこないというのは異常ですし、それになにより、この不当請求に対して、きちんと真摯に誠実に、ご対応いただけるはずですよね?
… それならばこちらにも考えはあります。覚えてらっしゃい。必ず目にもの見せてやります。
名古屋駅付近でゆっくり昼食をとるつもりだったが、上記のようなことになったので、食料を買い込み、名鉄特急の特別車で食事をしながら東岡崎に移動。
年末の差し迫った時ではあるが、講演の仕事を1本こなして、そのまま10月に伺った営業先に寄って商売道具の近況報告。社長と若旦那が出迎えてくれる。
しばらくして、お嬢さんが戻ってこられて「よくきてくださいましたぁ~」と手をにぎにぎ。
あの~、オジサンを誘惑しないでくださいな…
というわけで、ほんとは、そのまま東に向かいたいのだが、明日は大阪市内で、午前中研修があるので豊橋のなじみの店に寄ってから、名鉄特急とのぞみを乗り継ぎ、大阪にいったん戻る。
12月26日
翌日は、朝から大阪市内北部で研修。12時終了予定が少し早目に終わったため新大阪へダッシュ。
12時17分「のぞみ126号」に飛び乗る。米原で追い越した「ひかり520号」に名古屋で乗り換え
小田原で下車する。ここから東海道線に乗り換えて辻堂で下車し、午後の用務先へ。
本格的には年明けから、とある新しいプロジェクトで一緒に仕事をさせていただく方と、顔合わせをするのだ。お互いの都合がなかなかあわず、こんな時期になってしまった。
その方と食事をした後、新横浜からほど近いなじみの店で軽く飲みなおして、新横浜から最終のぞみで京都に戻る。
12月27日
京都からサンダーバード1号に乗って小松に移動。湖西線はいつ風で止まっても不思議はないくらい雪と風が強かった。小松で521系普通に乗り換え美川で下車し、研修施設へGo。
なんか、本線の金沢以西の普通がほとんど521系になってしまって、なんともいえん。
座席が減った分、立つ率が増えた。吹雪く中、研修施設のクルマで会場へ。今日は恒例の研修で、
今年は15時まで2本に参加。
研修後の懇親会は失礼して、松任からサンダーバード36号で京都に移動。
普通車が満席のため、グリーン車に乗車。グリーン車も満席。流石年末のサンダーバード。
和倉温泉からの上り最終のため、自由席も大混雑。車販がなかなか来ない。
外は雪が降っていたため、心配されたが、何とか無事到着。
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