2013年 10月の鉄旅 その2
E653系1000番台「いなほ」に乗ってきました。
いなほ8号 秋田 9:10 → 新潟12:57
7時に起床、ホテルの朝食サービスを利用し8時過ぎに秋田駅へ。
予想どおり、三脚を持った馬鹿鉄が構内を走り回っている。
2番線に秋田ディスティネーションキャンペーンに備えた
SL+高崎の旧客と、3番線には8:27発のリゾートしらかみ
(くまげら)がいるので、容易に想像がつくのだ。
発車10分ほど前に6番線に入線。
今日は本来自由席の5号車も指定席となり、自由席は前2両のみ。
フレッシュひたちの時と同じ7両編成だ。
常磐線沿線のロゴが入っていた位置には、
沿線地域のゆるキャラが描かれている。
普通車はフレッシュひたち時代と大きな変化はない。
相変わらず窮屈なシートがズラズラ並ぶ。
秋田から普通車は1両当たり10人ずつ程度の乗車率で、
ほとんどが「大人の休日倶楽部」らしき方々。
お試しでグリーン車に乗ってみた。
秋田の時点で小生を含め3名が乗車している。
グリーン車は普通車の倍のピッチをとり、
乗車区間が長いこともあって1区画分はミニロビーにして
1列ごとにパーティションで仕切ってある。
高級感を出そうとしているのだが、大窓の間に合った
カーテンレールが撤去されていないので、
日本海が美しい車窓を楽しむには、
これが思いっきりジャマになるので台無し。
しかも、普通車が1デッキなのに、種車のまま2デッキなので
他の客が入りたい放題なのがいただけない。
なんか中途半端に改造費用ケチったために、
東武直通用の253系と同じく、
内装が中途半端で残念なことになっている。
個人的にはミニロビーは編成側ではなく、
運転席側のデッキスペース分のスペースと併せて広めにとり、
デッキは編成側1か所にして、それなりの雰囲気に
してもらったほうが、1区画ごとにパーティションで仕切るくらいの高級感が生きる。
さらに、細かいことを言えば、組替をして乗務員室、
車販室があるサハはグリーン車の隣に持ってきたほうがいい。
日本海の車窓を味わいたい人は、
グリーン車は2名側、A席をとるべし。
485系で乗りなれた羽越線の車窓をたのしみながら、
昨日までの原稿を打つ。
小砂川~遊佐間は羽越線の撮影名所が続くため、
山側には列車を狙うカメラの放列が続く。
晴れていると上りは逆光になる場所が多いので、
撮影する側からすると今日ぐらいの曇りがベストだ。
遊佐を過ぎてやってきた車販嬢に、
駅弁は何を持っているか尋ねる。
村上の牛しぐれ弁当を車販で当てにして、
積むかどうか訊いてみたが、秋田美人の車販嬢曰く、
「村上では積まないんですよ~。帰りに積むんですよね~。
申し訳ないです~」
とのこと。あえなく撃沈。
鉄旅の時の一つの楽しみがご当地の名物駅弁。
(特に、今回のようにカネと時間度外視なときはなおさら)
酒田では485系いなほ1号と交換のため約5分停車。
秋田からずっと3名だった1号車グリーン車も、
ココから7名乗車し、乗車率が50%をこえる。
鶴岡で初めてグリーン車から下車客が出る。
あつみ温泉あたりで局長氏に実況メール。
村上手前のデッドセクションでは、
485系では電源切換の際に「バチン」という音とともに室内灯
などを含めて非常電源以外は落ちるのだが、
E653系では室内灯が消えない。
この区間でこのアクションは新鮮。
(トワイライトなどの客車の寝台特急では全く電源が落ちないため)
村上から乗ってきた夫婦が、乗る前に車両をとるとき
こちらにカメラを向けて撮影する。
これはまだいいとして、今度は車内でストロボをたいて撮影。
しかも女性が男性を写す際、カメラをこちらに向けていたので、
さすがにこれは注意した
(至近距離からのストロボは目つぶし以外のなにものでもない)。
男性が「あんたをとっているんじゃない。」とからんできたが、
肖像権のことなら、あなたを撮ろうとしているかどうかではなく、
その写真に私が写っているかどうかの問題ですよ。ご主人。
こういうマナーのかけらもない、ジパングやフルムーン、
大人の休日倶楽部の客層はホント迷惑だ。
新潟を目前にして、豊栄駅でいなほ5号とすれ違う。
新潟駅3番線に定時に到着。
1番線に停車している、この後、新幹線で先回りして
長岡から乗車する北越6号を見送って、新幹線乗換口に向かう。
この先、北越6号でとんでもない事態に巻き込まれようとは、
知る由もない。
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