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2013年9月 4日 (水)

Dr'Kの特急ミシュラン File 26 近鉄 26000系 “さくらライナー”リニューアル車

特急ミシュラン - Michelin Express –
 File 26 Series 26000系 “Sakura Liner”

近鉄26000系 さくらライナー(リニューアル編成) 

Knr_26401n_6

総合評価 ☆☆☆
大阪阿部野橋と吉野を結ぶ吉野特急は
1965年に運転を開始している、
1990年、25周年を迎えたのを機に、
名阪甲特急用の21000系「アーバンライナー」をベースに、
飛鳥、吉野路への観光特急としてデビューしたのが
この「さくらライナー」だ。

走り始めて20年を機に、順次リニューアル改造され、
2011年4月から2本とも営業運転している。

アメニティ:☆☆☆☆
シートピッチはアーバンライナーと同じ
1,050mmのリクライニングシート。
展望席が廃止され、展望デッキになったほか、
3号車は同じシートピッチながら、
横3列シートのデラックスシート(特別車)になった。
荷棚下は吉野産ヒノキ、照明カバー内部に吉野産漉き和紙、
仕切扉の合わせガラス内部に吉野産スギによる網代組み、
床面全体にはブラウンを基調色とする絨毯、
座席はアーバンライナーNextで採用された
「ゆりかご型リクライニングシート」を採用した。

加えてモバイルコンセントを全席に備えるなど、
大幅にグレードアップされている。

さて、ほかの近鉄特急のデラックスシート(特別車)では、
通り抜けを配慮して編成端になっているのだが、
さくらライナーでは、せっかくDX車を追加したのに、
なぜか中間車である3号車…。これがマイナス。

経済性:☆☆
4両編成2本でラッシュ時は2本併結もあるが、
折返しは最小で組まれており、
平日はラッシュ時を除いて1本運用。(3時間間隔)
車両のやりくりがつかないときはACEが代走する。

利便性:☆☆
現在、吉野特急は30分サイクルが確立されているが、
閑散時は60分間隔になる。
急行との停車駅の差が少ないので、
30分間隔なら一部の停車駅を交互停車にするなど
もう少し停車駅を減らせないだろうか。

ときめき度:☆☆☆☆
リニューアルで裾部のカラーはさくら色に変わった。
展望デッキに出れば全面眺望が楽しめる。
20年たっても吉野のフラッグシップであることは変わりない。

急行の一部を御所線直通にし、それを補完する意味で、
南海の「天空」のような車両を導入して、
尺土~吉野間で運転するのもありだろう。

鉄道車両写真集
南大阪線吉野線特急用 16000系 16010系 16400系
 26000系「さくらライナー」

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