名古屋鉄道 3790系 HL車 をUP
名鉄3790系のルーツは
1927~28年にかけ製造された旧西武のモハ550形+クハ600形です。
(のちモハ151形+クハ1151形に改番)
彼らは、昭和初期に川崎造船所(現・川崎重工業)が
各地の私鉄向けに新製した全鋼製車両で、
まとめて「川造形(川崎形)」とも呼ばれます。
東濃鉄道では、西武鉄道から
1964年。モハ155-クハ1156、
1966年にクモハ152-クハ1151
を譲り受けモハ110形-クハ210形として再デビューさせました。
しかし1974年。東濃鉄道は、大水害に見舞われ駄知線を廃止。
彼らは総武流山電鉄と名古屋鉄道へ
各1編成ずつ再譲渡されることとなったのです。
名鉄が譲り受けたのは、モハ112-クハ212です。
1975年より運用を開始しました。
名鉄では1,500V用HL車に3700番台が付与されていたことから、
3790系(モ3790形-ク2790形)を名乗ることになります。
それにしても大手私鉄が地方私鉄より車両を譲り受けた例は
特異な事例であると申せましょう。
導入後は名鉄築港線の専用車両として、
AL車である3800系のTcク2800形2815を組み込み、
モ3791(Mc)-ク2815(Tc)-ク2791(Tc)
からなる3連固定で運用されました。
終始、築港線で運用され、1985年には廃車となりました。
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