Dr'Kの特急ミシュラン File20 名古屋鉄道 1000系 「パノラマスーパー」
特急ミシュラン - Michelin Express –
File 20 Series 1000 “Panorama-SUPER”
名鉄1000・1030・1200・1230系 パノラマスーパー 総合評価 ☆☆☆☆
「名鉄」といえば「パノラマカー」。
その伝統を受け継ぎ、1988年に登場した新時代のパノラマカーが「パノラマスーパー」なのだ。
従来の「上が運転席・下が展望席」のスタイルを覆して「上が展望席・下が運転席」となったため、独特のフォルムを持つ。
客室とデッキは完全に仕切られ、座席はリクライニングシートになって、さらに特急らしい存在となった。
名鉄では有料特急の形態再構築を掲げ、「ミュースカイ」を除き、特急の全車特別車編成を全廃。「パノラマスーパー」は、登場時から1997年までに4両編成21本が新製されたが、前述の2008年の再編に伴い第11~16編成の6本を2両ずつに分割し、特急一般車1200系と組んで6両編成に再編された。
残りの4両固定編成は2008年末のダイヤ改正で全廃された。
特別車2両は特別料金が不要!
アメニティ:☆☆☆
シートピッチは1,000mmのリクライニングシート。運転席直上の5列は展望席で、ここのみ別区画。2両の特別車のうち1両がトイレ付きなのが標準だが、再編時に方転した一部編成にはトイレがない。飲料の自販機が撤去されたのだから、ここに新設してほしかった。
これがマイナスポイント。350円の均一特別料金のみで乗れるのは魅力。
経済性:☆☆☆
元4両編成12本と、6両編成の不足を補うために7500系の走行用機器を一部使用して製造された30番台4本があったが、30番台第4編成は2002年の自動車との接触事故(珍車ギャラリー参照)で廃車となり、現存しているのは15本。
2200系列、1700系+2300系と一般車4両+特別車2両の編成で共通運用されている。
利便性:☆☆☆☆
現在は30分サイクルが確立されているため、神宮前での接続も含めてわかりやすいダイヤにはなっているが、新名古屋駅の狭さだけはどうにかならないものか。
ときめき度:☆☆☆
独特のビジュアルと展望席は今でも魅力。
新車(2200系、2300系)は設備的には問題なくデザインも洗練されてはいるものの、若干味気ないので、名鉄の個性という意味では、まだまだ頑張ってもらいたい車両である。
鉄道車両写真集
名古屋鉄道 1000系パノラマsuper 1030系パノラマsuper 1384F
のトップページへJUMP
| 固定リンク
「Dr'Kの特急ミシュラン」カテゴリの記事
- Dr,Kの特急ミシュラン 31 京阪8000系改造車"プレミアムカー”(2018.01.14)
- 特急ミシュラン - Michelin Express – File 30 富士急行8000系 “フジサン特急”(2015.07.26)
- Drkの特急ミシュラン File29 JR四国 8600系(2014.12.01)
- Drkの特急ミシュラン File28 小田急50000系 VSE (2014.04.06)
- Dr.Kの特急ミシュラン File 27 阪急電鉄 6354F 京とれいん(2014.01.28)
コメント