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2013年1月10日 (木)

Dr.Kの特急ミシュラン File17 JR九州 783系 ハイパーサルーン

特急ミシュラン - Michelin Express - File 16 Series 783 “Hyper-saloon”

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JR九州 783系 “ハイパーサルーン” 総合評価:☆☆☆
この車両の開発当時、九州地方では都市間の高速道路網の急速な整備が進んでいた。
こうした背景から競合他交通機関マイカー、高速バスなどは発達しており、国鉄の標準特急車である485系電車は陳腐化が激しく、速度向上も望むべくもなくこれらとの競争力はないのは明らかだった。
そこで新しい設計思想を取り入れたこれらとの競争力のある車両の開発が急務とされ、JR化後、130km/h運転を前提に設計されいちはやく1988年に導入されたのがこのハイパーサルーンだ。
JR九州としては初の新形式車であるが、JRになってからは間がないため、車両自体の開発計画は国鉄時代末期にまで遡ることができる。
設計には国鉄末期に開発された新しい技術を多く取り入れている。485系と比べると居住性は大幅に改善された。
JRグループとして初の新系列車両ということもあり、登場時は大いに注目を集めた。
のちにハイパーかもめ用の2次車も増備され、90両が出そろった。

アメニティ:☆☆☆
 この車両のアメニティの最大の特徴は、乗降扉とデッキを車体の中央に配置し、各車両の客室を前後に分割していることだ。
他社で同じ構造なのは、JR北海道のキロ改造のキロハ182と、E257系のサロハE257くらいしかない。これが他の一般的な車端部に乗降扉を設ける他の車両との大きな違いだ。
その理由は、1両の客室を2室にすることで、グリーン席と普通席、喫煙席と禁煙席、指定席と自由席とを必要に応じて柔軟に設定できるようにするためだ。
なお、分割した客室は下り方がA室、上り方がB室と呼ばれ、車内放送でもこのように案内されている。この構造のため、揺れの大きい車端部にも座席が設置されているのが難点。
 グリーン車は横3列、1200㎜ピッチ、普通車は960㎜ピッチでフットレストつき。
485系に比べれば格段の差だが、今日では当たり前のアメニティであるといえる。

経済性:☆☆
クロ782はクロハに改造されることが想定された構造になっており、実際B室は普通車化されたクロハ500番台になった。分割併合運転する現在の運用に即した改造にする時も、サハをクロハにするにあたり、2室に分けられた構造と1M方式が幸いし、搭載機器の最小限の変更で改造がなされている(ただし、クロハ782-407だけは、貫通構造にするため先頭部を付け替えている)。短編成での運用前提に改造をしやすいように初めから作られていた点に先見の明ありと言える。

利便性:☆☆☆
 貫通型先頭車を改造で登場させたことで、分割併合での運行を容易にしたことで、運用効率と利便性は大幅に向上したが、列車固有のゴテゴテとしたロゴを貼ったせいで、他の列車に充当されると誤乗の元となったため☆3つ。

ときめき度:☆☆
 登場時はステンレス無塗装に引き締まったコーポレートカラーの赤のラインが映えた洗練されたデザインが好きだったが、現在のブロック塗装になってからは、ゴテゴテしたケバい感じがぬぐえず、登場時ほどのときめきはない。なんでこうなってしもたんやろ?って感じ。

改善点
 短編成で就役するという本来の目的は達しているものの、ゴテゴテと列車名ロゴがあると、そのほかの列車に運用すると誤乗を気にしなければならなくなるので、元のデザインベースに戻したほうがすっきりすると思うのだが…。後継車両(787系、883系、885系、新幹線)も続々と出てきているわけだし…。

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