2012年11月の鉄旅
JR四国のバースデーきっぷを使ってみた。その1
昼過ぎまでイベントを鑑賞。同業の先輩T氏と出会った。
その後、名古屋に移動。ここから今回の旅は始まる。
ひかり528号 名古屋 17:24 ⇒ 小田原18:35
はこね 44号 小田原 19:05 ⇒ 町田 19:48
編成はVSE。車両はわるくないのだが、車販嬢の来るタイミングが…
小田原発車直後の落ち着かないときに3人続けてやってきた後、町田に着く直前まで来ない…。車販をあてにしていただけにツラかった。相武台前で線路に人が落ちたで3分ほど遅れる。先にショコラ氏の行きつけの店で一杯やっていたショコラ氏夫妻とA氏と合流し、旧交をあたためる。都内泊。
翌朝、羽田から7:40 ANA 583便で松山へ。松山からはリムジンバスで道後温泉へ。
道後温泉本館で朝風呂を堪能し、道後温泉駅前の「夢而今(ゆめじこん)」のひやあつのつけ麺を朝昼兼用の食事として堪能。魚介ベースのスープが美味。おすすめの一品。
坊っちゃん列車 道後温泉11:29 ⇒ 南堀端のりかえ ⇒ 松山駅前
松山・道後にきたらやっぱりこれ。人力で方向転換するのが見もの。
11月の連休とあって子供連れだらけ。何人かが大街道で降りる。
わたしは車掌の声掛けにより、松山市駅まで乗っていると切符を受け取る時間が,なくてはいけないので、南堀端で降りてJR松山駅へ。
しおかぜ18号 松山 12:19 ⇒ 多度津 14:22
南風13号 多度津 14:48 ⇒ 高知 16:38
ここからバースデーきっぷの出番。グリーン車にフリーで乗れるのはありがたい。
特急は原則1番線に発着し、長いホームを生かして縦列停車するのだが、これがグリーン車の客にとってはアダになるのだ。8000系のしおかぜは岡山側、宇和海は宇和島側が半室グリーンなので、どちらにせよホームの先端まで歩かされるうえ、先端部分が非常に狭く、しおかぜ側は8号車のそばにベンチすらないので座って列車を待てないのだ。埒内乗継をグリーン者同士でやるときが最悪で、1番線を端から端まで歩くことになる。琴平とか白浜みたいな折返し列車専用の切欠きホームになってれば、少しはマシなんですがね。それ以外にも、予讃線の電化区間の特急停車駅は宇和島側に改札や出口への階段がある駅が多い(松山をはじめ、それ以外だと伊予西条、新居浜、伊予三島、川之江、観音寺、多度津、丸亀、宇多津が該当)ので、これらの駅ではグリーン席の利用客を歩かせることになっていて、高い金を払っている利用客に失礼になる。
これは早急に改善してもらいたい。連休中だけにそれなりに乗客がいるんだから。
松山を出ると、次は今治。伊予北条には止まらない速達便。
今治を出ると、次の停車駅は伊予西条なのだが、一つ手前の石鎚山で交換のため運転停車。
これ、伊予西条で交換できるようにできないもんかね?
この次のしおかぜとの交換は、3分待つものの伊予三島なのでダイヤ的にも美しい。
この次は多度津で交換するので、ここだけが惜しい。
車販は大幅に縮小され、観音寺から丸亀のみの営業で車販がピストン営業する。
観音寺で8号車から乗車後、停まっているうちから回りだすので、はっきり言って、ものを買えるような状態ではない。
宇多津まで行ってもよいのだが、多度津で乗換。復路は宇多津で乗り換える。
ここでも、最も西寄りにある階段が遠い…。
南風も微妙に交換駅が違うので、停車駅を揃えて交換駅を揃えられないものかなぁ。
個人的には、善通寺、琴平、阿波池田、大歩危、大杉、土佐山田、後免、高知に統一して、交換を善通寺、阿波池田、大杉、土佐山田で統一してやれば、ダイヤもくみやすいやろな。
この列車は、途中豊永で行き違った。
土讃線の山越えはいつ乗っても大歩危付近は車窓が美しい。紅葉のピークを狙ってこの行程にしたが、今年は早いようだ。色づき始めという感じ。
山を下りはじめて3番線まである繁藤をとおり、土佐山田に到着。続いて5分ほどで後免。
途中の後免の0番線には、団臨で運用されているアイランドエクスプレス四国Ⅱが待機して
いた。珍客に心躍る。
高知で下車。高知は高架になってキレイになった。
駅舎内にあった店は高架下に駅ナカ風におさまっている。
高知でカツオのタタキをアテに購入し、南風24号で折り返す。
南風24号 高知 17:13 ⇒ 宇多津 19:04
アンパンマン編成。
17:02に入線するので、乗り込んでトイレへ。
何やらおっちゃんが、おばちゃんが並ぶ。いや~な匂いが…。
おっちゃんが用を足したものが流れない…。
みんなあきらめてほかの車両(4・6号車)に行く。
駅員を呼んで対応を依頼すると、車掌がやってきた。修理依頼を出すという。
やってらんね。ここしか洋式トイレがないだけにツラいところ。
グリーン車のお客さんに言われるのは車掌もつらいだろうが、グリーン車の客が、連休中で混んでる普通車の車内を2両分も突っ切って4号車まで行かなければならないのだから、
気持ちはわかる。
JR四国の特急は、足の速さは一流なのに、アメニティがもう一声という感じでグリーン車の「格」に疑問符を感じることが多い点が惜しい。
そのひとつが、このアンパンマン編成。
家族連れを当て込んでいるのだが、半室グリーンの同じ車両の普通車に持ってくるのは
いかがなものか。
これをやるなら、中間の仕切りに十分な遮音効果を施し、ドアもタッチセンサー式にして、
無駄な開閉を防がなければ、子供がはしゃいでいるのがグリーン席に筒抜けになってしまい、静かに落ち着いて乗れない。これではたまらない。
通路を挟んではさんでいるおっちゃんが顔をしかめている。
この時間になると日も落ちているから、復路は往路のように紅葉を楽しむことはできないが、落ち着いて乗りたいという気持ちは私も同じなので気持ちはよくわかる。
琴平でグリーンの客が1名入れ替わった。
宇多津に到着。分割作業を観察。
宇多津はこの時間になると、丸亀方の階段を封鎖するので、1号車からまたも歩かされてしまうので、私のように分割を見物に行く、でもなければ、ここでも無駄にグリーン車の客がホームを歩かされることになるのだ。
しおかぜの8号車の位置だけ屋根がないというのも、疑問。
JR四国は、グリーン料金を払っているグリーン車の客をもっと大事に扱うべきだ。
細かいことだが、こういうところが気が利かないというか、グリーン車の「格」を疑うところなのだ。
しおかぜ23号 宇多津 19:12 ⇒ 松山 21:29
宇和海29号 松山 21:46 ⇒ 宇和島 23:04
入線時にグリーン車の客は2名。ところが、1名は私の席に座っている。
どういうこと? 車掌に声をかけると、丸亀を過ぎて対応に来たが、その時には逃げていた。
またもJR四国のグリーンの「格」を疑う一面。
気安く入れすぎ?
JR西日本の287系やHOT7000系のように、グリーン席を通らなければ同じ車両の普通席に行けないというのも問題だが、デッキが分かれているのに気安くグリーンに入れる雰囲気があるのもいただけない。
瀬戸大橋と予讃線の多度津以東以外、JR四国には複線区間がないので、多度津からは
交換のための運転停車があり、いきなり海岸寺でこれを行う。停車駅以外ではこの先伊予寒川、伊予小松、伊予亀岡とで交換する。
列車は漆黒の闇を疾走する。交換相手の遅れで、今治で4分遅れになるが、松山では2分にまで回復する。
松山では、L編成(4~8号車)がいったん入庫しミッドナイトエクスプレス松山に運用され、翌朝のしおかぜ2号になるが、S編成(1~3号車)はそのまま21:36発のいしづち36号になって高松まで折り返すため、慌ただしくL編成が切り離される。
こういうところでも、編成順序が逆ならこう慌ただしくはならない。
時短も大事だが、ダイヤをパターン化して、グリーン車の客の利便性を確保することも大事だと思った。
宇和海29号はばいきんまん編成で当然ながら宇和島側がグリーン車の1号車の4両編成。
1番線ホームを端から端まで歩く。
グリーンの客は私を含め2名。自由席はそこそこ乗っている。
鉄ちゃんシートに八幡浜まで1名。私は3Cで宇和島まで。
伊予大洲を過ぎるとたわわに実るみかんが闇の中に時々浮かぶ。
伊予大洲、八幡浜以外の途中停車駅はこの時間になると無人になるので車掌が集札する。
宇和島には定刻に到着。宇和島は朝も夜も早いため、朝食は翌朝調達することにして、宿に直行。
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