サイキョージ氏の「大人の休日倶楽部2012 北海道編その2」
さて気を取り直し、東京駅で小型の時刻表を買い込み
喫茶店でモーニングセットを食べながら予定を考え直した。
八戸から乗る予定だった「はやて25号」には
大宮から乗ることにして指定を確保した。
まず東京から新宿まで出る。
中央線「スーパーあずさ」を八王子まで乗り、
八高線、川越線経由大宮まで行くことにする。
八高線は東京を走る唯一の地方交通線である。
都心からここまで離れると車窓は、武蔵野のいなかである。
農地は関西より土が黒っぽい。
また米軍横田基地の中を横切るので
東福生のあたりの車窓は星条旗はためくアメリカそのものだ。
高崎まで行きたいのだが
電車の運行形態が高麗川から川越線に入り
川越からは埼京線へ乗り入れてしまうので今回はあきらめる。
大宮での待ち時間が1時間と少しあったので
ニューシャトルにのり鉄道博物館に行きすぐに引き返した。
博物館滞在時間約30分、
時間があれば1日いても飽きない場所である。
大宮で弁当とビールを買い込み「はやて25号」に乗り、
一路北海道を目指す。
福島をすぎるころから眠りに落ち、気がつけば盛岡だった。
新青森で「スーパー白鳥25号」に乗り換える。
前回、八戸乗り継ぎの「スーパー白鳥」の自由席で
山手線のラッシュよりひどい混み方を経験しているので
今回は真っ先にこの指定を押さえたのであるが
乗車率50%といったところか。肩すかしであった。
中小国をすぎるころからレールが3線軌条になり
着々と新幹線の対応が進んでいる。
青函トンネル内はほぼ新幹線が試運転できる状態
になっているようだ。
この電車は竜飛海底に止まりトンネル見学者を拾っていった。
トンネルを抜け北海道に入ると
新幹線の明かり工事が急ピッチで進められており
木古内駅の高架工事は佳境に入っていた。
木古内着17:13
木古内からは単行の気動車キハ40(冷房なし)に乗り
江差線を乗り潰す。
新幹線開業後は廃線が決定した区間なので
早めに乗っておきたかったのだ。
吉堀~神明間は13Kmあり20分以上止まらない。
山に分け入り並行する道路もない。
あるのは鉄路のみだ。
乗っていて不安になってくる。
江差到着18:58。
江差は民謡江差追分で有名な日本海に面する町である。
夕食に入った割烹で食べたニシンのひつまぶしはうまかった。
地酒は栗山の純米酒がいける。
今年の函館地方はお盆をすぎたあたりから
30℃を超える日が続いているそうだ。
夜になっても蒸し暑い。
避暑のつもりで来たのにゲンナリしてしまう。
江差泊
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