サイキョージ氏の「大人の休日倶楽部2012 北海道編その4」
9/1(土)
札幌→旭川→富良野→滝川→岩見沢→苫小牧→新千歳空港
札幌発8:25の「スーパーカムイ5号」に乗り9:45旭川に着く。
木材の集積地であるだけに
木の香りが漂う新しい駅舎は斬新な感じがする。
ここで富良野線の「秋のノロッコ号」に乗り換える。
乗り心地は悪いが自然の風が心地よい、
と思いきや日差しも強く、風も熱い。
北海道の冷たい秋風ではない。
9月に入ったのに
まだ秋の気配が見えない。
富良野線は丘を走る路線だ。
アップダウンはするが
概ねなだらかなところを走り、トンネルもない。
その昔、
釧路へ抜ける鉄路は富良野線経由だったのもうなずける。
丘のラベンダーは見頃を終わっていたが
絵になる風景が沿線のあちこちに見られた。
富良野着11:32
昼食のあと富良野発13:08
根室本線の単行の気動車キハ40に乗り滝川を目指す。
石勝線ができたあとこの区間は特急が走らなくなり、
ローカル線に成り下がった本線である。
滝川までに芦別、赤平など炭坑のあった町を通っていく。
芦別駅構内は引き込み線が何本も残り、昔
この駅から石炭の積み出しが行われていたことがうかがえた。
線路も昔は複線であったのか
1本引きはがしたあとが滝川まで続いている。
滝川から「スーパーカムイ24号」で岩見沢まで出て、
旅の最後は苫小牧まで室蘭本線に乗る。
岩見沢発15:06単行の気動車キハ40に乗り苫小牧を目指す。
なんと一部区間を除きりっぱな非電化複線区間が苫小牧まで続く。
道央でとれた石炭を室蘭港まで運ぶための路線だったのだろう。
駅間は長くほぼ直線の路線である。
炭坑が閉山した今、複線の鉄路を
単行の気動車は結構なスピードで走り抜けていく。
北海道の筑豊本線というべきか。
この路線、もっと貨物を走らせるとかして
有効利用できないものかと考えてしまう。
この気動車の中で90歳の「スーパー鉄おばば」と出会った。
東京在住で北海道の鉄旅をされている。
この列車では、で苫小牧まで行かれるそうである。
岩見沢から特急に乗らずに、
なぜ冷房もないキハ40に乗って苫小牧まで行かれるのだろう。
尋ねてみると、
乗換で荷物の運びおろしがたいへんなので
直通で苫小牧まで行ける室蘭本線に乗られたそうだ。
なるほど。
苫小牧から「北斗11号」、
南千歳で快速エアポートに乗換えて新千歳空港着
17:16。
夕食をとったあとSkymark178便で神戸まで帰った。
神戸空港着21:00、
神戸空港は三ノ宮に出さえすれば新快速が利用できるので
関空より使い勝手が良いことがわかった。
この空港を利用してまた鉄旅をしたいものである。
今回はサンライズの遅れのために出鼻をくじかれ、
予定通りに行かなかった旅であった。
また食い物はうまかったが避暑にならないほど暑い、
まさにHottkaidoであった。
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