Dr.Kの 伊勢志摩ライナーに乗ったはいいが・・・
地下鉄と阪神ジャビットの快速急行奈良行きを乗り継いで西大寺へ。
今日は奈良で古い友人と西大寺の駅ナカで会う。
首都圏みたいにお店がたくさん。
充実してて退屈しないもんだ。
晩は予定があるらしいので、
奈良市内で一杯、というわけにはいかず、そのまま帰路につく。
時刻を見ると16:40。めっちゃいいタイミング。
16:50の京都行特急は、賢島発の伊勢志摩ライナーではないか。
近鉄23000系-伊勢志摩ライナー-は
6両固定編成の観光を前面に出したアメニティを持つ車両。
5号車がグループ向けのサルーンシート=セミコンパートメント、
そして6号車がデラックスシート…。
間もなく順次リニューアルされるので、その前に乗っておこう。
というわけでデラックスシートの1人掛けを確保した。
天気が悪いのは残念だが、
久し振りにちょっぴりリッチな気分で帰れるぞ。…と気分か昂ぶる。
ところが、なんだこりゃ!
券面の座席は荷物置き場と化していて、
座席の上にまでキャリーバッグが置いてある始末。
確かに、私のようにこの距離で
デラックスシートを奢る客は少ないかもしれないが、
西大寺~京都間はそれなりに特急需要があるのだぞ。
ちなみに、この特急が伊勢志摩ライナーでなくとも、
この時間帯なら特急を選択する人は少なくないはずだ。
その理由は、急行は京都まで逃げ切れるものは少ないうえ、
部活帰りの高校生でごった返す時間帯だからだ。
おそらく、一つ手前の八木を過ぎても乗ってこないから、
もう乗ってこないものと決めつけたのだろう。
どうやら私が確保している席の通路をはさんだ向こう側
2人掛けに座っているオバタリアン2人組が犯人だとわかる。
雨が降っているこの天気に、
地面の上を転がすモノを座席におくなっつーの。
車掌がやってきたので、事情を話して別の1人掛け席に座る。
それこそ途中の停車駅は丹波橋のみなので、もう平気。
車掌は平身低頭だった。そりゃそうだろう
(近鉄の立場で言うと、そんなに混んでいないのに、この距離で
デラックスシートに乗る客ってのは、かなりの上客)。
席に着いた時にはもう高の原を通過していて、
ここからは速度を上げていく。
木津川台の手前で単線のJR学研都市線をオーバーパスして、
ここから新田辺付近まで完全に並行する。
木津川台と宮津を除くと、似たような位置に駅があるのだが、
学研都市線は大阪(京橋、北新地)に向かい、
近鉄は京都に向かうので棲み分けができているのだろう。
とくに、新祝園と祝園は同一駅と言っていい距離にあり、
両者の乗換客もいる。ここで急行を追い越す。
新田辺ではこれから始まる夕ラッシュに向けて
出庫を待つ編成が数多い。そのわきを颯爽と通り抜ける。
京都線は路線の長さの割に駅間が短いところが多く、
待避駅のバランスがイマイチな(西大寺を出ると、
高の原、新祝園、宮津、新田辺、大久保、向島、上鳥羽口)ため、
先行列車にかかるところも多い。
宇治川を渡り京阪をまたぎ、地下鉄の基地が見えてきて竹田。
地下鉄烏丸線とは急行、普通が相互乗り入れしている。
地下鉄が地下に潜るところで高架に駆け上がり、
上がったところが最後の待避駅、上鳥羽口。
ここまで帰ってくればもう帰ったも同然。
急行停車駅の当時を通過し→にカーブを切ると京都。
定時着。
京都からは、
折返し17:30発の奈良行になって入庫送込みになる。
雨は上がっていた。
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