Dr'Kの 2011年12月の鉄旅 その3‐2
かいじ101号( 新宿 9:30 ~ 甲府 11:18 )
翌朝、定宿から新宿駅に移動。
10番線から出るかいじ101号の発車時刻に余裕を見て並んだが、
窓口のおねえさんがきっぷの仕組みを全く理解しておらず、
調べているうちに時間が2分前まで迫ったので乗車。
新宿発の時点では空いていたので6号車中ほどに陣取る。
三鷹駅付近で、応援で乗っていた特改車掌氏が検札に来たので、
東京ゾーン券を提示し甲府まで乗る旨を告げると、
特急券は新宿から。
やっぱりこの運賃過収受は
JR東日本のスタンダードな対応なようだ。
(その場で抗議したら、しばらくして切符が出てきたが
何という対応…)
転職して大阪に戻ってくる前は
中央快速線沿線に住んでいた時期もあるので懐かしいのだが、
三鷹を出ると緩行線がなくなり、高架に駆け上がる。
ここから立川までは、最近はくる度に景色が変わるので、
完成形が楽しみではある。
立川と八王子で乗車率がぐんと上がり、
乗車率はほぼ100%になる。
今日は勝沼に臨時停車する。
ところが、走ること約30分、10:37、
3番線到着の大月で半分以上降りてしまう。
それもそのはず、
富士急のフジサン特急1号に接続しているためだ。
1番線に停まっている。
… しっかし、何度見ても富士山を模したゆるキャラが
子供の落書きのごとくゴテゴテと描かれた、
元パノラマエクスプレスアルプスは痛々しい。痛すぎる。
これをほんとの「痛車(イタしゃ)」というのだろう…
(パノラマエクスプレスアルプスに
なんてことをしてくれたんだ富士急…
と見るたびに思ってしまうので、
さすがにこれと末期色一色塗りの117系は痛々しすぎて
被写体にするのははばかられる。
117系は帯があるからこそ117系なのであって…)。
ここで4番線に停まっている437M普通松本行を追い越す。
(長野色115系)
ここから先は、勝沼に臨時停車し、
ここからは塩山、山梨市、石和温泉とこまめに停車する。
甲府には時刻変更後の定刻に1番線に到着。
甲府に着いたらターゲットの身延線の313系の到着まで
しばらく時間があるので、甲府駅の窓口のおねえさんに
復路の高尾までの乗車券と自由席特急券をくれと言ったら、
特急は停まらないから出せないと噛みつかれた。
…いやいや、そのセリフはこちらがなぜ高尾まで、
と言ってるのかわかってからでも遅くないだろ…。
「いや、これ持ってるんだけど…」と東京ゾーン券を見せても
なお頑なに八王子までのきっぷにこだわる。
ゾーンの末端駅にその特急列車が停まるかどうかは関係ない
旨が前述のト書きに記載されている
(写真の赤囲み部分参照)。
何でもかんでも出せてしまうから
自由席券の入力画面から出すことは
会社の規則で禁じられているという。
それに、八王子まででも同じ料金なのに、
逆に、八王子までのきっぷの何が不都合なのかと、
ものすごい剣幕で逆ギレする窓口のねえちゃん。
…ちなみに、これ、きっぷの起点が甲府じゃなくて、
となりの竜王とか、上諏訪発着など、
駅によっては、八王子か高尾かで、
運賃、料金の合計金額が変わってしまうんですけど…。
きっぷのルール上は、
ゾーンの末端駅(高尾)までの自由席特急券と乗車券が必要だ、
とト書きに書いてあるから、
こっちはそのように言ってるだけですがね…。
確かに細かいことかもしれない。
しかし、きっぷの接続駅が八王子か高尾か
で小生がこだわる理由は、
JRの特に本州3社、その中でも「東」の字が入る2社は、
車両やサービスもさることながら、
きっぷを扱う乗務員、係員の質の低下が、
形だけの民間会社のJRになってからというもの、
ハンパではないと感じるからだ。
自社商品だからこそ、
きちんときっぷのしくみを理解したうえで
責任を持って発券してもらいたい。
ただ、それだけだ。
だから、はじめに
「発券システムの都合上、
同じ料金の八王子発着のきっぷでしか出せないので
それで発券しますけどいいですか?」
というのなら、それで何も言うことはない。
同じ料金だというのを先に言えっての。
こっちは、前述の
JR東日本のスタンダードな対応にうんざりしているんだ。
かつて、別件の発券ミスで抗議をしたとき、
(在来線特急・急行から新幹線への乗継割引を失念された)
JR東日本の対応した職員に
「うちの職員(の発券の技量、知識など)を試すな」
と言う趣旨の暴言を受けた(それも一度ではない)ことがある。
この時ばかりはさすがに怒りを通り越して、
あきれかえったものだ。
さらさらそのようなつもりはない。
きちんと正当なきっぷを発券してくれたら、当然何も言わない。
それよりも、なぜ、職員が試されていると感じるのか?
裏を返せば
「うちの会社はいい加減な教育しかしてないから、
社員はいい加減な対応しかできない」
と言っているのと同じではないか。
これでよく自社HPに
偉そうにコンプライアンスなんてぶちあげられるな。
JR東日本のHPのコンプライアンスの項にあげられている、
法令順守云々の10カ条のうち、
1~4、9、10の6項目が守られていないことは明白で、
厚顔無恥とはまさにこのことだ。
JRの制服を着ているからウソは言わない、というのは大間違い。
それゆえ、
こちらが約款に相当する旅客営業規則などで
きちんときっぷのしくみ、ルールを勉強して
身を守っておかなければ、
きっぷの購入、払戻精算などで、
いくらでもぼったくられ放題なのである。
JRの窓口、あるいは旅行代理店できっぷを購入する際は、
購入する前にご自身で
ピンク色の営業案内のページをきちんと読んで、
めんどうでも購入する切符がいくらになるのか
自分で調べてから窓口に並ぶことを、
これをお読みの諸兄にも強くお勧めする。
サイキョージ氏はきっぷに関してうるさく、
JRの係員や車掌に抗議する小生のようすを見て、
「クレームのつけ方が上手い」と変に感心されたり、
窓口係員のおかしな対応に
Dr.Kならどんな反応をするか興味がある
とよく仰せになるのだが、
金が絡んでいるだけに笑いごとではない。
と、きっぷのぼやきはこのくらいにして、
購入した切符で構内に戻り、
313系を身延線ホームで撮影するが、
遅れて到着し、2番線で、かいじ108号を待たせているからか、
一部の客がものすごい勢いで走る。
かいじ108号も撮影するつもりだったが、
身延線との接続をとって遅れたため、
かいじ108号をあと打ちで追いながら、
かいじ103号と108号の両者をおさめるつもりでいたが、
108号発車時に103号にカブられる(涙)。
1番線に停まっている甲府止まりのかいじ103号だけ撮影して、
売店で昼食を調達し、2番線のスーパー
あずさの自由席乗車に並ぶ。
スーパーあずさ14号( 甲府 12:11 ~ 新宿 13:33 )
よく混んでいたが、幸いにも席を確保できる。
時期が時期なので、
甲府からの客は列の3番目くらいまでしか座れない。
この列車はいわゆる最速達便で、
松本始発でここまで上諏訪と茅野しか停車せず、
ここから先も八王子しか停車しない。
すぐ石和温泉付近で車掌の検札が来たので、
買い足した切符とゾーン券をみせると、
どこまで乗車するか聞いてきたので、
新宿まで乗る旨を伝えた。
極めて珍しい、本来あるべき対応である
(吹雪くんじゃねぇ?)
こんな車掌氏、いままでみたことないぞ。
大月付近でやってきた車販氏から、
ショコラ氏への手土産を購入。
E351系と651系は
JR東日本では数少ない特急料金を支払うに値する車両。
なぜ残りの183・189系の置き換えがE257系なんぞに
…(以下自粛)
八王子で大量に下車し、
八王子から新宿まで快速の混雑を嫌ってこれに乗る人が
入れ替わりに乗ってくるが、
乗車率は50%くらいまで減ってしまう。
新宿には定刻着。
夜勤明けのショコラ氏と、彼がよく夜勤明けに飲みに行き、
彼が隠れ家という都内のカラオケ喫茶で昼間っから乾杯。
ここのマスターと意気投合して盛り上がったはいいが、
この後どえらい失態をしてしまう。
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