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2011年8月24日 (水)

局長の夏休み その5-小野田線はタクシー代行輸送

下関で本降りになった雨ですが、小野田駅では、
もう豪雨といって差し支えない状況となっていました。
時折、稲光が、轟音と共に襲ってきます。
そんな中、16時14分発宇部新川行きは、1両で入線してきました。
かつてのイメージでいくと3両編成。
少なくとも2両編成で来るものと思い込んでいたので
面食らってしまいました。
次の電車までは、1時間半あります。
まさか1両編成とは思いもしませんでした。
小野田線の利用は思いの他大きく減っているようです。

Dsc_5493

もっとも今回のターゲットは、この123系。
本山支線でこれをゲットしようと考えていたくらいです。

とりあえず撮影を済ませて、電車に乗りこみます。

ホームから電車へ乗り移る、わずか50センチほどの隙間で
びしょびしょになるほどの大雨となってしまいました。

定刻の16時14分に電車は出発しました。
しかし、次の目出駅では止まったままです。信号は赤。

前述したように次の電車まではかなりの時間があります。
行き違いの電車を待っているわけではありません。

しばらくして運転手さんが、
「小野田港-宇部新川駅間の雨量計が限界を超えました。
ただいま運転を見合わせております。
この列車につきましても指示を待っております。」
と乗客に状況を説明します。
ややあって、目出駅の雨量計も限界を超えたとのことで、
「この列車は運転を取りやめることになりました。
これからのことにつきましては、対応を検討しております。」
とのことです。

うーん、どうなるのだろう?

深刻な表情の中高年の男性諸氏と、
いっそうキャーキャーとハイテンションの女子高校生。
この対比がなんとも言えない雰囲気を醸し出していました。

ドヤドヤと制服姿の男たちが乗り込んできました。
「今から、タクシーで代行輸送いたします。」
とのこと。
雨は少し小止みになり、
少し待てば運転を再開できるのではないか。
という気もしましたが、素直に乗り変えることにしました。

Dsc_5499

駅前には、すでに5台ほどのタクシーが勢揃いしています。
タクシーが目出駅を出発したのは16時50分。
33分遅れの出発ということになります。
対応は早い方だというべきでしょう。

私の乗ったタクシーには4人乗りこみました。
サラリーマン風の二人組は、小野田港駅まで、
あとひとり若いお兄さんは、雀田へ行くようです。
私も雀田で降りて長門本山まで行くつもりだったのですが、
この様子では宇部新川までたどり着けない恐れがあります。
残念ですが、切符に示してある通り、
「宇部新川まで行きます。」
とお願いしました。

雀田駅には123系が止まっています。
もうお客は私だけなので、
無理をお願いして撮影をさせてもらいました。Dsc_5503

そんなわけで、
すっかり打ち解けてくださった運転手さんですが、
「このような代行輸送は、よくあるのですか?」
と尋ねてみると
「本線はそんなことはないが、小野田線はこんなふうに
雨が降るとすぐ代行輸送になりますね。」
とのことでした。
ふーん。そうなのか。と思って聞いていると、
目の前の高架道路をブルーのバカでかいトレーラーが
ものすごいスピードで通りすぎて行きます。
「あっ!、これが宇部興産の専用道路なのですか?]
と尋ねてみると、そうだということです。
ちなみに運転手さんのお知り合いに、
このトレーラー運転手がいらっしゃるのだそうですが、
この単調な道路を何回も何回も行き来するという毎日に
ノイローゼ気味になっておられるとのことです。

美祢線がまだ貨物輸送をしていれば、
こんなこともないだろうに…、
それにしても宇部興産は、なぜ、こんな自然破壊の
専用道路を作らなければならないのだろう?
と思いました。

でも、考えてみれば、
今日、もし貨物列車であれば運休は間違いありません。
そして、このようなことがよくあるのだということになると
宇部興産は会社としてやっていけないということになるでしょう。
もしJRが、宇部興産をお得意様として確保してゆくためには
ちょっとやそっとの災害には影響されない路線にするため、
美祢線と小野田、宇部線に多大な投資をしなければ
ならないと言うことになるのです。
悔しいけれど、これが現実なのだろうと思ってしまいました。

Dsc_5507

そうこうしているうちにタクシーは、17時23分。
宇部新川に到着しました。遅れは41分。
タクシー料金は3780円を示していました。
もちろんJR持ちですが、本来なら、この区間は230円ほどです。
こんなことからも、
鉄道を維持することは大変なんだなあ。
と実感する旅となってしまいました。

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