Dr'Kの 2011年7月 南紀の旅
Dr'Kの 2011年7月 南紀の旅
スーパーくろしお21号 西九条17:11 ➝ 紀伊田辺 19:15
まだ本格的に繁忙期に入っていないので
381系パノラマグリーン編成は所定の6両編成。
「くろしお」の381系も「こうのとり」に続き、
287系への置換えが発表されているので、
夏の南紀への旅行で381系に乗れるのもあとわずか。
大阪市内での仕事の終了後、西九条から乗車。
今年の3月改正からダイヤが大きく変わり、
3ドア車が間合いで環状線内の運用につく姿が目に付く。
改正前までは
103系8連だった運用が221系8連に変わっているなど、
環状線内では、目に見えてオレンジ8連運用が減ったと感じる。
何と221系、223系、225系の遭遇率が高いことか。
7月なので、まだ明るい。
天王寺までは70km/h、
鳳までは95km/hと速度が抑えられているので、
西陽も妙ににまぶしく感じられる。
阪和線に入り
青い103系との遭遇率がさらに下がったのを感じた。
特に鳳以南は日中223系または225系で統一されているので、
快速が動き出す時間までは、
営業運転している103系や205系と出会うことは
ほぼなくなってしまった。
紀州路快速が
環状線内一周電車の後追いと、日根野以南各停となり、
大阪~和歌山間の所要時間が90分を切れなくなった
紀州路快速で和歌山に行く気ははっきり言って失せた。
車両が新しくなっても、
あからさまチンケな特急に乗れという
ていのいい効率化ダイヤはひどいの一言。
それに、381系の代替車が287系ってどういうこと?
明らかにスピードアップする気ないやん。
南海のサザンプレミアムに期待。
和歌山には18:05着。ここでで多数の客が入れ替わる。
きのくに色の117系に出会う。
この117系も末期色(和歌山の地域色=水色一色)に
塗られるのかと思うと、非常にむなしい。
117系は窓下の帯があるからこそ117系なのであって、
岡山で黄色一色の117系を見た時は、
「117系になんてことしてくれたんだ…」
と思った次第.。
(パノラマエクスプレスアルプス」
➝「フジサン特急」並みの衝撃を感じた)。
どうせ国鉄型の車両を走らせるなら、
種車は113系か103系でいいから、
瀬戸内マリンビューの電車版、眺望車(指定席)つきの
イベント車両を改造で2編成ばかし作って、
御坊~新宮間で運転すれば
それなりに受けると思うのですがね…。
海南を過ぎると簑島の手前まで、
特に、冷水浦と初島付近は海岸線に近いところを走る。
西の海に沈む太陽が車窓に映える。
こういうのを見ると鉄道に乗ってよかったと思う。
簑島を過ぎるといったん海とはお別れ。
藤並駅は地元がお金をかけて駅をきれいにし、
特急が停まるようになったが、この列車は通過。
湯浅を過ぎると、海と山がかわるがわる出てきて、
時々トンネルという景色が続く。
列車の速度が落ちて、左に大きくカーブを取ると、
紀州鉄道が近づいてきて御坊。
日は沈んだのだろうが、まだ明るい。
御坊を過ぎると山間部に入り、
印南を過ぎるまで海とはお別れ。
切目~南部間でも海岸線を走るがもうかなり暗くなっている。
日のあるうちに通ると、ここは非常に景色がいいところ。
南部を過ぎるとトンネルを抜けて、芳養を通過し、
海を見ながらカーブを切ると紀伊田辺。
ここで途中下車。
紀伊田辺駅で、仕事で先に現地入りしていた友人T氏と合流し、
紀伊田辺駅近くのなじみの店Sへ。
ここはその日に上がった海の幸が食える。
看板まで大将お任せの造りと地酒で乾杯。
和歌山の海の幸を満喫。
ちなみに、ここ紀伊田辺には、
梅干しの名店「なかた」があるのだが、
休日は定休日のため、T氏に頼んで
私の分も購入しておいて貰った。
看板寸前、22:20過ぎに店を出て紀伊田辺駅へ向かう。
22:32発白浜行最終、スーパーくろしお27号に乗るためだ。
これに乗って白浜まで移動。白浜からはタクシーで定宿へ。
23時前に到着。温泉を堪能して、今日はおしまい。
オーシャンアロー1号 白浜10:10 ➝ 紀伊勝浦 11:29
和歌山と言えばここ、という海の幸がうまいお店の、
もう一軒はクジラの町太地の隣、那智勝浦にある。
朝風呂を味わった後、昼食時を狙って、
朝一のオーシャンアローで白浜を出発。
両端グリーンの9両編成でやってくるが、
白浜でC編成を切り離して6両で白浜を発車。
この時間帯なら、
車窓を味わうために鈍行で…と行きたいところだが、
白浜8:11発2329Mの次はなんと11:08発2331Mまでなく、
いい時間帯に紀伊勝浦に着けないのであきらめる。
俊足のオーシャンアローとはいえ、紀伊田辺以南は単線で、
複線区間よりも明らかに線路規格が落ちるので、
駅を通過する時はかなり徐行する。
周参見を過ぎると、
紀勢西線区間で海がきれいに車窓を彩る区間が広がる。
この区間は単線区間できついカーブが多いので、
振り子車と言えどもそう早くは走れない。それこそ
105系にマリンライナーのクロ212を改造して普通車化し、
連結して走れば受けそうなんだけどね。
ところが、照りつける太陽がまぶしかった昨日とは
うってかわって、今日は朝からあいにくの雨。
台風が近づいているためか、波も高い。
晴れてれば景色はきれいなとこなんだけどなぁ…
と、また朝から飲んでいるうちに爆睡。
雨の音に驚いて目が覚めてまもなく、
列車は鯨の町太地に停車。
ここは特急停車駅ながら、
行き違いができない単式片面ホームで、しかも無人駅なのだ。
ホームの端は、国道42号線をまたぐ鉄橋上にある。
紀伊湯川を通過して本日の目的地紀伊勝浦に到着。
ここから徒歩で街に繰り出し、なじみの店へ。
クジラをはじめとする海の幸をまた堪能。
少し早い昼飯に満足した我々は、街を散策して
勝浦温泉にある大衆浴場へ。再び温泉を堪能。
雨が強くなってきたので、
たまらずタクシーを拾って紀伊勝浦駅へ。
気さくな運転手で
「雨が強くなってきたねぇ、
これからご主人たち、大阪に帰るのかい?」
と声をかけてきた。
「そうだよ。」って答えると、
運転手は13:04にオーシャンアローが来ることを知っていて、
これに間に合うように送り届けてくれたのだ。
時刻は13時ジャスト。お見事。
オーシャンアロー20号 紀伊勝浦 13:04 ➝ 新大阪16:50
本来なら、南紀で新宮まで行って
撮り鉄してから折り返す予定だったのだが、
天候があやしくなってきたこともあり、
新宮行きはキャンセル。急いで乗車変更。
この列車は本屋がある1番線にやってくるので、
2人分の切符が出てきて払戻金を受け取った時に
列車が入ってきても何らあわてることはない。
悠々と乗車する列の最後尾に加わり乗車。
たださすがに、燃料補給している暇はなかったので、
車販で酒とつまみを購入して乾杯。
走行しているうちに紀伊富田を通過し、
白浜駅手前でいったん停車。
ここで連結するC編成が先に停まっているため、
誘導信号でそろそろと入線。
両端グリーンの9両編成になる。
それにしてもこの大荒れの天気なのに、
3連休の最終日とあってよく乗っている。
このオーシャンアロー20号は、古座こそ停まるものの、
海南すら通過する最速便なので、
白浜、紀伊田辺で大量の乗客を乗せて
出発してからは快走そのもの。
南部を過ぎて印南までの海は波が高かった。
警報が出るのもうなずける。
和歌山で乗客が入れ替わるが、
乗る客がこんなに多いのかと驚いた。
紀州路快速各停化効果といえるだろう。
和歌山発時刻は15:48だが、
一本前の紀州路快速15:38発は和泉砂川で、
もう一本前の紀州路快速は
日根野で併結中に抜かれてしまう。
天王寺で3本前の紀州路快速の2分後にまで
追いついてしまうのだ。
乗車券だけでのるには、
車両が新しくて設備がよい223系または225系だが、
平均10分遅くなって、天王寺まででも
70分強かかってしまう紀州路快速に乗るか、
特急なら40分台で行けてしまうが、
オーシャンアローでなければ930円もの特急料金を払って
陳腐化した381系に乗るか。
ある意味究極の選択になってしまうので、
新車投入は当然だが、
それが車体傾斜装置のない287系では…。
そりゃオーシャンアローに乗るわ…。ってのがよくわかる。
私が阪和線を特急で通り抜ける時に、
定刻で行くことが少ない(例:ある鉄ちゃんのお正月参照)ので、
この荒天の中ほぼ定時で行ったのは奇跡と言えるかも。
天王寺で大和路線ホームに降りる短絡線に入り天王寺へ。
ここで大量の下車がある。
ここからは70km/hに速度が抑えられるので、
かなりゆっくり進んでいく。
昨日も感じたが、
221系、223系、225系の近郊車の遭遇率が上がったなぁ、
と改めて思う。
ちなみに、私は、
環状線内で最も利用客が少ない芦原橋をよく利用するので、
大阪市内で15分に1本しか電車が来ないのは
やはり違和感がある。
大正に快速が停まるのは、
市バスの各路線が大正橋バス停に集結することと、
ドームがあって、イベントの時は
特急停めてもいいんじゃねぇの?ってくらいになることもあるから、
これはなぜもっと早くやらなかったのか、と思う。
とくに、下校の高校生が多い16時台は、
環状線の東側の夕ラッシュに備え
た運用持ち替えのしわ寄せがモロに西側に来ていて、
いびつな運転間隔になるから、
新今宮16時台から大阪方面行
外回りの大和路快速、関空/紀州路快速は、
それぞれ区間快速と直通快速にして、
環状線内の混雑緩和を図ったほうがいいと思う。
どのみち
増える線内運転の列車に邪魔されて速く走れないのだから。
個人的には、桜島行きの後ろに関空/紀州路快速、
一周電車の後ろが大和路快速のほうがいいと思う。
その理由は、221系のほうが、
ドア口が狭く乗降時間を食うため、
221系にはあまり乗せないようにするためである。
それに、9時台前半と環状線16時台大阪行は
区間快速にして混雑緩和を図ったほうがいい。
西九条駅構内で貨物短絡線に入り、福島駅前の踏切を渡り、
JR神戸線をくぐって梅田貨物駅構内を経て、新大阪へ。
淀川の鉄橋上で最徐行となり、11番線の空きをうかがう信号停車。
新大阪駅の11番ホームは、
関空、南紀発着の上下列車が分刻みで出入りし、
さらに南紀特急は最小限の折返し時間で折返すなど、
曲芸的な使い方をしているので、
見ている分にはいつみても飽きないのだが、
よく電車がぶつからないなとか、
案内が大変だなとか、常に思う。
12番線に「こうのとり」の新大阪止が被る時には、
「はくと」が11番線に発着したり、
また朝は、サンダーバードなどの特急に混じって
快速と新快速が12番線を分刻みで発着するので、
「こうのとり」の新大阪どまりを13番線、14番線に逃がすなど
まさに曲芸的なホームの使い方である。
どうせ新幹線ホーム増設工事をするのなら、
併せて在来線側も
17、18番線ヨコの外環状線用に確保していたスペースを
有効利用して、大阪駅のように
1面ずつホームをずらしていって、
現11,12番ホームを関空、南紀方面発着に固定できないのかな、
と思う。
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