サイキョージ氏の「九州新幹線 みずほ」に乗ってきました。
3月27日(日)
九州新幹線は3月12日に全通したのであるが、
震災の次の日ということもあって
出発セレモニーもない、なにか寂しげな開通だった。
全通した九州新幹線に、
それも「みずほ」に乗ってやろうと考えて
予約しようとしたのは、地震の前の3月6日。
予約したのは27日の「みずほ」だから3週間前になる。
一ヶ月前ではないが、27日の指定は満席。
普通指定が2席分並びでとれず、
やむなくグリーンで席を確保した。
地震以後、キャンセル待ちが出たかもしれないが、
サイフは嫁さん持ちなので
今回は、このままグリーンで贅沢ををすることにした。
特急券をみて気付いたのだが
特急券、グリーン券とも博多で分割され,
たとえ鹿児島中央まで同一列車を使っても
JR西日本 区間とJR九州 区間とで
別計算されるので割高感が否めない。
いままでに買った特急券のなかで
一番高価なチケットになってしまった。
新大阪~鹿児島中央間、
特急券+グリーン券しめて¥18,630!
運賃を含めると飛行機より高い。
みずほのグリーン車はシートピッチが広く、
座り心地も申し分なく快適であった。
そのためにJR西区間では寝てしまい
その間の記憶が飛んでいる。
ただ1両の半分を仕切って普通車と分割しているので
のぞみのグリーン車よりも閉塞感がある。
また音楽が聞けるサービスがあるのだが
イヤホンは有料(350円)であるのも少しケチくさい。
以前白いソニックのグリーン車に乗ったときは
飲み物のサービスがあったのに
JR九州区間になってもそのようなサービスはない。
飛行機と張り合うんだったら
もっとサービスしろと言いたくなる。
博多~鹿児島中央間はさすがに早い。
1時間半ほどで鹿児島中央に到着。
博多~熊本間は勾配がきついと聞いていたが
まるでそれを感じさせない。
新八代からは,乗車済みだったのだが
あらためて乗ってみるとトンネルだらけで
車窓を楽しむヒマはあまりない。
みずほ603号は鹿児島中央に11:36に着き
指宿枕崎線に乗り換え、
新型特急「指宿のたまてばこ」に乗車。
全席指定で1時間しか乗らないのに
料金1100円とはまさに「ぼったくりばこ」
という表現がマッチするキハ47改造車だ。
座席は木製でおせじにも座り心地は良いとは思われない。
保線も悪くよく揺れる。
便利な快速「なのはなDX」の本数を減らしたのだから
全席指定の快速にして500円で乗れるぐらいにしないと
沿線の住民からも苦情がくるのではないか。
指宿からは未乗車区間の枕崎まで乗りつぶす。
途中、JR最南端「西大山駅」では2分間のサービス停車。
駅から開聞岳の風景を撮る時間があった。
枕崎駅は駅舎がない寂しい終着駅だった。
駅は町の顔なんだから行政側もなんとかしなくちゃ。
枕崎から指宿まで引き返し、指宿泊。
3月28日(月)
鹿児島市交通局の1日フリーキップを買い、
城山、磯庭園、天文館などを見て回る。
ここでも低床の市電がカッコイイ。
軌道敷に芝生が貼ってあるのは驚きだ。
鹿児島中央16:23発の「きりしま14号」で宮崎まで移動。
九州新幹線全通後、
日豊線の485系の特急は一掃されたようで
ガンダム顔の旧有明が4両編成で運用されていた。
車内のロゴは「Ariake」のままだった。
この日は宮崎泊まりである。
翌29日、青島まで普通で往復し
宮崎空港から午後便の ANAで帰阪した。
宮崎は飛行機が断然便利で
博多へ出るにも新幹線を利用しづらく
新幹線効果がいちばん期待できない地域だと思われた。
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コメント
>サイキョージ様
震災が落ち着いたら、ぜひ、リゾートしらかみ新・青池編成などのHB-E300系に乗ってみてください。
お気に召すと思います。
また、JR九州の「海銭山銭」「はやとの風」「指宿のぼったくり箱」が如何にボッタクリがわかりますよ。
投稿: Dr.K | 2011年4月 8日 (金) 22時06分