帝都高速度交通営団 丸ノ内線 300形_400形_500形_900形
私が子供の頃、乗り物の絵本には必ずと言っていいくらい
営団地下鉄(帝都高速度交通営団)丸ノ内線の
赤い電車が描かれていました。
この赤い車体には、白いラインが描かれているのですが、
そこに記された正弦波曲線がステンレス製であった
と知った時の「驚き」と「ときめき」も懐かしい思い出です。
さてその第一号となるモハ300形は
丸ノ内線開業時(1954年)にあわせて
30両製造されました。
当時はまだ新性能車自体が
まだ珍しい存在であったわけですが
300形の制御装置は応荷重装置付きの多段式で、
WN駆動でもありました。
革新的な名車であったと言っていいでしょう。
モハ300形は、モハ400形同様、
末期は編成の中間に組み込まれました。
一部は運転台も撤去され戸袋窓もなくなるなど
かなり印象が異なります。
モハ500形はモハ400形の片運転台車という位置づけですが、
1957-1964にかけて234両も製造されました。
さて私が初めて、
この赤い電車をカメラに納めたのは、1988年。
先頭車は、この500形に取って代わっており、
その量からしても、丸ノ内線の顔ともいえるグループです。
そんなわけで、私なんかは
丸ノ内線は、勝手に500系と認識していたほどです。
最後のグループは900形、
最初から中間電動車として1965、69年に18両製造されました。
6両編成は1995年に03系に取って代わられ、
一部3両編成となり
方南町支線で1996年まで活躍しましたが、
900形は1994年には引退しており、
短命であったいわざるをえません。
しかし、彼らは400形を除き、
その多くがアルゼンチンのブエノスアイレスで、
今も活躍中と聞きます。
お目にかかりたいものですが、ちょっと無理かな…。
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コメント
中野坂上駅から東中野駅と落合駅と椎名町駅と要町駅を経由する池袋駅への線路を建設すると丸之内線の環状運転が実現するだろ。
投稿: ガーゴイル | 2023年4月17日 (月) 18時18分