さようなら 余部鉄橋。
山陰本線の名物鉄橋である余部鉄橋が、架け替えのため
明日16日の運行を最後に撤去されることになりました。
私が初めてこの鉄橋を渡ったのは小学生5年生の時、
家族旅行で浜坂温泉に行ったときです。
古い記憶なので細かいところまでは自信はありませんが、
確か急行「白兎」だったと思います。
車掌さんの「あと3つトンネルを抜けますと余部鉄橋です。」
という車内放送を聞き、指折り数えてこの鉄橋にさしかかりました。
あたかも空を飛んでいるような興奮と、
下を覗きこんだときの恐ろしさは、今なお忘れられません。
翌日また、この鉄橋を渡り、宮津線経由で天橋立へ行きました。
宮津線はSL(C58)牽引の客車列車でした。
客車の通路越しに、テンダー(炭水車)の石炭をくまでのようなもので掻き寄せている光景がやたら印象に残っています。
思えば私が鉄旅の楽しさに味をしめたのは、
このときのような気がします。
それだけに今回の鉄橋撤去はひとしお寂しく感じられます。
定番のお立ち台での写真ですが、
当局のトップページを飾った壁紙をリバイバルでアップします。
2006年1月9日。日本海の冬とはとうてい思えない。
雪晴れの穏やかな余部鉄橋を
しずしずと通過するキハ181系特急「はまかぜ」です。
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コメント
Kです。
他の読者のみなさんはお気づきだっただろうか?
ラストラン能登の指定券の発売駅を…。
実は、鳥取駅。
7月は例年忙しい思いをしている私にとって、日がある時間帯に餘部鉄橋を渡れる最後のチャンスが3月12日(北陸・能登ラストランの日)だったのです。
白山市からの研修は午後の遅い時間だったので、3月11日の勤務終了後、大阪から最終スーパーはくとに乗って鳥取入りし、鉄旅を楽しまれていたI氏とその友人氏と鳥取で合流して盃を交わし、翌朝はまかぜ2号で餘部を渡り、大阪まで同行しました(おそらく、181系DCに乗れるのもこれが最後になるだろうと思ったので)。
投稿: Dr.K | 2010年7月18日 (日) 08時17分
8月9日の出張先は、能登ラストランの3月12日と同じ場所で、先の投稿で、その前に旧余部鉄橋をわたっています。
来週は、能登ラストランで3月13日の出張先に行きます。
そして今日、新余部鉄橋が開通しました。
このお盆は、自分にとってなんか思い出深い日になりそうです。
来週、新スカイライナーに乗ってきます。
投稿: Dr.K | 2010年8月12日 (木) 22時55分