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2010年7月17日 (土)

サイキョージ氏の鉄旅レポート「大人の休日倶楽部の会員パス」を利用してみた。

サイキョージ氏の鉄旅レポート
--「大人の休日倶楽部の会員パス」を利用してみた。

> 7月1日(木)
> 東京ブックマークを利用して東京着。
大人の休日倶楽部の会員切符を利用して
「岩泉線」、「津軽線三厩」を攻略するのだ。
銀座で夕食をすませ、
有楽町駅で大人の休日倶楽部の会員切符を購入。
この切符は利用当日には買えないので不便だ。
えきねっと予約したチケットは無事受け取れた。
ただスーパー白鳥が3週間前でも満席で取れなかった。
--嫌な予感がする。

> 7月2日(金)1日目  東京→八戸→三厩→大湊
> はやて7号は満席だ。
もしかすると八戸駅が夏の大垣駅のようになるのでは…
悪い予感がしてきた。
はたして、到着後10両編成のはやてから
たった2両しかないスーパー白鳥の自由席に人が殺到!。
何のことはない。
青春18切符の「ムーンライトながら」が
大人の休日倶楽部では「はやて」に置き換わっただけなんだ。
しかも何本もあるから始末が悪い。
と納得した次第。
大人の休日倶楽部の会員パスが有効な期間は
ハンパじゃないほど混むことがわかった。
さて八戸から蟹田まで満員の白鳥に揺られまず三厩を征服。
帰りの特急は座れそうにないので大湊まで普通列車だけで移動。
明日はいよいよ岩泉線だ。

大湊の駅近くのホテルは会員2割引で安くて快適だった。
夕食で入った近くの飲み屋の客は
なんと全員が「大人の休日倶楽部」の会員。
飲み屋のオヤジまで「大人の休日倶楽部」の存在を熟知。
そういえば三厩駅でも「大人の休日倶楽部」の幟とポスターと申し込み用紙があったっけ。

JR東日本の宣伝力に感服。

> 7月3日(土)二日目 大湊→野辺地→青森→大館→盛岡→茂市→岩泉→宮古→釜石
>さて昨日の段階で満席だった野辺地~青森のスーパー白鳥95号の指定が朝にゲット出来て一安心。
案の定、自由席は仙台始発のはやての客で通路までいっぱい。
青森から、かもしか2号に乗り花輪線経由で盛岡に入る。
奥羽線は保線が悪く、おまけに485系のお古車両で、よく揺れる。
よくこれで特急料金をとるもんだ。
大館で昼食を買い込み花輪線に乗車。
定刻に盛岡着。着いたホームはIGR専用、
ここから乗り換えに手間取り山田線の快速リアスに乗り込んだ時は息も絶え絶え。
おまけに満席でビックリ。
快速リアスは山深く分け入り茂市到着。
客の3割が茂市で岩泉線に乗り換え。
宮古発岩泉行きの単行ディーゼルはほぼ満員。
岩泉駅は立派な駅舎で簡易委託ながら切符も売っている。
只見駅と雰囲気がよく似ている。
折り返しの列車の中で1日に3本しかない鉄道を通学に利用している高校生を見て感動。

茂市まで引き返したときのことである。
駅長から山田線が豪雨のため不通だと聞かされ愕然とする。
仕方なく振替乗車票をもらいバスで宮古到着。
夕食後、山田線最終列車で釜石へ。
陸中山田までは部活帰りの高校生がかなり乗ってる。
これもビックリ。

釜石のホテル着22時30分。疲れた。

> 7月4日(日)最終日  釜石→新花巻→古川→鳴子温泉→新庄→東京→京都
> 温泉好きの私にとって鉄旅には温泉が必須。
リゾートみのりにも乗りたかったので
鳴子温泉経由で帰ることにする。
朝、三陸鉄道の遅れで快速はまゆりが5分遅発。
新花巻の乗換時間が10分だったので肝を冷やしたが、
新花巻は定時到着でやまびこに乗車。

古川で下車し陸羽東線のホームに降りるとなにか騒がしい。
なんと今日はリゾートみのり乗車5万人達成の記念イベントが車内であるらしい。
大崎市長、古川駅長、鳴子温泉のおかみさんなど地元の名士が
古川からリゾートみのりに乗車。
駅長挨拶のあと
乗客全員が市長からじかに記念グッズを手渡された。
また抽選で旅行券、地元産の米、名産のこけしなども
プレゼントされた。
いただいた記念グッズは
「鳴子温泉入浴剤つきタオルセット」
「リゾートみのり5万人記念ケータイストラップ」、
「鳴子温泉の観光案内本」である。
さらに鳴子温泉駅下車後、
ホームで地元の小学生の神楽太鼓の演奏をバックに
「こんにゃくおでん」と「ポトフ」の振舞い、
最後に改札で
「仙台地区リゾート5列車をあしらったコースター」をいただいた。
駅をあとにして共同湯「滝の湯」につかる。
あつかましくも振舞いの料理をおかわりしたので
昼食は軽めのソバにした。
山田線の乗り残しを作って残念な思いをした分、
陸羽東線にツキが回ってきたようだ。
大満足の鳴子温泉をあとに普通列車で新庄まで揺られ、
山形新幹線、東海道新幹線を乗り継ぎ帰宅した。
われながらホンマにようやるわこの歳で。

> おわりに
JR東日本が土日きっぷ、三連休パスをやめて
大人の休日倶楽部にその役割をシフトさせているのでは
と思わされた。
50歳以上の人を対象にクレジット、特典つきで会員を募り
新幹線まで乗り放題という切符を年数回提供する
この方法はスゴイ。
若者が主体だと電車には乗ってくれても金は落とさない。
しかし50歳を超える人をターゲットにすれば金も落とす、
誘われた人も動く、宿泊もする。
それに私みたいな乗り方をしない。
鉄道部門だけでなく関連部門も潤う。
企業に体力があり、管轄するエリアが広く
新幹線網も整っているJR東日本だからこそできるワザかもしれない。
まあ、すばらしい商品であることはまちがいなかろう。

局長より、
サイキョージ氏に、
「「大人の休日倶楽部」に入ろうぜ。」
とだいぶ勧められたのですが、
ぐずぐずしているうちに抜け駆けされてしまいました。
ちなみに、JR東日本管内で私が乗り残しているのは、
まさにサイキョージ氏が今回旅された区間、
つまり、津軽線(三厩-中小国間)と岩泉線です。
ですから、とても悔しいのです。
また「リゾートみのり」乗車5万人達成の記念イベントに出会され、
いい思いをされたのもうらやましい限りです。

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コメント

Kです。

局長様、サイキョージ様がお元気そうでなによりです。

昨日ついにスカイアクセスが開業しました。

E259系はもう攻略したので、無謀にも超繁忙期に新生スカイライナーを攻略しようかと。

ま、JR東は客から金をどうやったら搾り取れるか、ということにかけては、かなりあくどいことも含めて非常に熱心に取組みますが、それに見合ったハード面についても、きちんと取組んでもらいたいもんです。

12月に新青森まで東北新幹線も延伸されることですし、それにひっかけて攻略されては?

投稿: Dr.K | 2010年7月18日 (日) 07時50分

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