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2009年9月 5日 (土)

サイキョージ氏とDr.K 土日切符の旅 09夏

JR東日本の土日切符は、前日までに購入なければなりません。
去年の夏は、飯田線経由で辰野へ入り、ここで切符を購入しました。
今回は、直江津です。青春切符で新潟入りしました。
とは言っても、実は、特急サンダーバードと併用です。
683系4000番台がデビューしたので、乗らないわけには行かない。と言い訳されていますが、このところすっかり特急の味を覚えてしまったサイキョージ氏にとっては1日じゅう普通に乗り続けるという発想がなくなりつつあるようです。
JRの思うツボなのかもしれないのですが、特急と併用することで鉄道の旅の可能性が飛躍的に広がるのは間違いありません。
今回は新潟 発「いなほ号」からスタートです。坂町まで乗ります。もうお分かりでしょうか?
今回の旅の目的その1は、米坂線です。
「快速べにばな」に乗り換えるのですが、結構待ち時間があります。実は、「快速べにばな」は新潟始発で「いなほ号」よりも後に出ますから別に、いなほ号に乗らなければならない理由はないのです。ただ土日切符は、特急乗りほうだいなので、乗らなきゃ損!というわけです。
でも、これは失敗でした。かろうじて座れたものの、眺めの良い北側サイドは、ダメでした。
買った切符は、とことんしゃぶり尽くそうとするお二人の思いは、今回は裏目に出たようです。
米坂線は、山岳路線の趣があります。
私が、初めて訪れた時には、9600形蒸気機関車が走っていました。9600形は、ずんぐりむっくりしたスタイルで、スピードよりもパワー重視の貨物用機関車です、ローカル線ではあってもパワフルな蒸気機関車が似合うそんな米坂線です。
この日の宿泊先は、東根温泉です。
しかし、米沢でお二人が、乗り換えた列車は、なんと上りの山形新幹線「つばさ」です。
そして,福島から下りの「やまびこ」で仙台へ向かいます。
いったい何を考えておられるのでしょうか?
答えは、【牛たんを食べる.】です。
お昼の時間に仙台に着くようにプランを練られておられるわけです。
しかし、これも裏目に出ました
改札を出るとすごい人出です。
今や、仙台駅の名所となった「牛たん横丁」は、どのお店も長蛇の列です。
「なぜこんなに…」と思って、外へ出ると七夕の飾りが、そこかしこになびいています。
「そうかあ。」
と思って納得したところでどうしようもありません。サイキョージ氏の機嫌の悪いことといったらありませんでした。
お昼は、適当に済ませ、お土産用の牛たんを仙山線の車内で賞味します。
少しコショウが効きすぎでしたが、ビールによく合うお味でした。
そんなわけで、2番手の乗り鉄ポイントは仙山線です。
Dr.Kとサイキョージ氏は、山形新幹線は仙山線経由にすべきだった。いや、それは無理だ。などと論争を展開しておられました。
すっかり機嫌は直ったようですね。
本日の乗り鉄ターゲットその3は、左沢線です。いわばここも盲腸線なのですが、比較的人口の多い所を走っているので、本数も多いのです。専用車ともいうべきキハ100形が走っており、鉄チャンにとっては、それだけでも魅力的な路線です。
景色は単調でしたが、終点の左沢付近はなかなか印象的な景色でした。
再び本線と北山形で合流し今日の宿泊先である東根温泉へ向いたい所ですが、「つばさ」は、北山形には、停車してくれません。そのまま山形へ向います。
本来なら、この山形で結構待ち時間があったのですが、ありがたいことに下りの「つばさ」が遅れていたので、うまい具合に乗車することができました。しかし、例の北山形で、延々と運転停車。
それでも、村山駅には、予定より早く着くことができました。東根温泉は、東根駅から歩いて行けるのですが、残念ながら、「つばさ」が停車してくれません。
村山駅からはタクシーです。
宿泊したのは、松の湯という、少しくたびれた感じの小さな旅館です。
夏休みのそれも週末なのに、サイキョージ氏ご一行だけが、この日の宿泊客でした。
おかげで、お部屋はゆったり、お風呂ものーんびり入ることができました。
夕食は部屋食です。
料理もお値段の割には良かったし、女将さんのお人柄にサイキョージ氏は,大満足のご様子です。

2日目

「熱い、熱い。」といいながらも朝風呂につかり、朝ご飯もそこそこに、旅館-松ノ湯を後にしました。今日もタクシーで村山駅に向かいます。

昨日のうちに予約しておいたのですが、やってきたタクシーには「楯岡交通」の名が、

サイキョージ氏が、「楯岡交通?」とつぶやくと、運転手さんが、それに答えようとするのを遮って、突然Dr.Kが、うんちくを傾けだしました。

「村山駅はね、昔、楯岡駅といったんです。」

「山形まで開通していた山形新幹線「つばさ」を新庄延伸するにあたって、在来線時代のつばさが停車していた、隣り合う(※1)2駅(村山市にある楯岡駅と、東根市にある東根駅)のどちらに「つばさ」を停めるかで壮絶な綱引きがあったんですよ。

街の規模は東根のほうが大きいんですが、どういうわけか楯岡を村山に改称した上で、こちらに停車させることとなったんです。

その理由は、通過駅のバランスの問題(※2)。加えて村山(楯岡)のほうが駅の規模大きかったからです。それは、待避駅のバランスを考え、楯岡駅は2面3線で折返し運転も可能にしたからなんですが、元々相対式だった東根駅に対し、駅は立派でしたね。それから、楯岡には古くから「みどりの窓口」があったのに対し、東根に設置されたのはJR後のことです。(※3)

あきらめきれないのは東根市です。東根の隣にある無人駅の蟹沢駅を移転し、パークアンドライドを実践できるよう、広大な駐車場を新設しました。東根市の新しい玄関口として新東根駅の整備計画を出したってわけです。これが功を奏して、山形新幹線停車の要望は受け入れられました。これが新規開業した「さくらんぼ東根駅」ですね。旧駅の蟹沢は廃止されました。
こういういきさつがあったんですよ。

※1 駅の規模のイメージとしては、福井県の武生と鯖江をイメージするとわかりやすい。
楯岡に相当するのが武生、東根に相当するのが鯖江とイメージしてください。在来線時代は両駅に散らして、「つばさ」が停車していた。比率はおおむね楯岡が3に対して東根が2の割合。

※2 国鉄時代の「つばさ」は、必ず天童と新圧に停車しています。(大石田は一部しか停まりませんでした。)ですから東根を基本停車駅にすると、通過駅のバランスが悪くなるんです。天童~新圧間には、両端の駅を除いて間に10駅あり、東根に停まると天童側の通過駅が3駅、新圧側の通過駅が6駅となるのに対し、楯岡(現村岡)に停まると天童側の通過駅が4駅、新圧側の通過駅が5駅となります。

※3 現在は「みどりの窓口」は、さくらんぼ東根駅に移転しているので、東根駅にみどりの窓口はありません。

こんなことを大阪弁でまくしたてるDr.Kにたいし、TAXIの運転手さんが、気味悪がったのも無理はありません。

「いやあ、彼はね、昔、学生時代に「つばさ」の車内で車販のアルバイトをしてましてね。何回となく、ここを行ったり来たりしてたからなんです。」といいわけしておきましたが…。

新庄までは、わずかな距離ですが、「つばさ」に乗ります。これに乗らないと、陸羽西線の列車にうまく連絡しないのです。なにせ本数が少ないものですから、これに乗らざるを得ません。しかし、土日切符はうれしいですね。普通列車感覚で特急に乗れちゃいます。

最上川の渓谷美に加え、今は風力発電の風車が目を引く、陸羽西線の車窓風景です。

しかし、サイキョージ氏が、一番感動していたのは、終着駅の余目。

「おーっ、これは映画「おくりびと」で、広末涼子が、旦那に愛想尽かして旅立った駅ではないか!」

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