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2009年6月の記事

2009年6月26日 (金)

JR四国 2000系の画像をUP

JR四国の特急用気動車--2000系の画像をUPしました。

基本番台はもちろんのこと。Jrs__2001

試作車であるTSEとその量産改造車

そしてアンパンマン号も全てではありませんが、おおむね取りそろえております。

新型車であるN2000系については、先行量産車2424もご覧いただけます。

是非ご覧ください。

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2009年6月21日 (日)

サイキョージ氏とDr'K 西日本パスで旅する!! 2日目

サイキョージ氏とDr'K 西日本パスで旅する!!
     ----2日目----

【ニュースです。
西日本パスの利用期間が8月3日(月)まで延期されることになりました。】

西日本パスは、二人以上が、同一行程で旅行するというのが前提ですが、青春キップとは違い、乗車券はJR西日本管内の駅であれば、自動改札を通ることが出来ます。
同行する二人が続けて通らなければならないということはありませんので、青春キップよりは柔軟に使えます。
2日目は、各自の最寄り駅からそれぞれ乗り込み、新大阪駅で落ち合うことにしました。

2日目の朝、携帯電話にDr'Kからメールが入りました。なんと、Dsc_9042

昨日着ていた上着もろとも、西日本パスを洗濯してしまった。
残骸で、証明をもらいたいので有人改札まで来て欲しい。

とのことです。

くしゃくしゃにはなっていましたが、幸い原形をとどめていたので、
「そのまま使ってください。」
ということになりました。
でも、自動改札は使えないので、
「必ず二人同時に有人改札を利用してください。」
とのことです。まあいうまでもなく、同一行程で旅するつもりではありますが…。
でももし、完全にキップが崩壊していたら、どうなっていたのでしょう?。
サイキョージ氏も一蓮托生=旅行を取りやめざるをえないということになるのでしょうか。

なにはともあれ、2日目の旅は予定通り、500系新幹線V編成でスタートしました。Dsc_9044
こだま号ですから、西明石と相生でそれぞれ2本ずつ追い抜かれます。
前日乗った「のぞみ97号」は、「こだま737号」の7分後に新大阪駅を出るのですが、
岡山には30分近く早く到着します。
停車時間の長いのにはホント閉口します。
8両編成にダウンサイズされ、こだま号限定運用となり落日の感は否めませんが、
それでも、やっぱり500系新幹線は、かっこいい。
この勇姿を見れば、お二人が、あえてこの列車をお選びになる理由を
鉄チャンでなくともおわかりいただけると思います。

加えて指定席なら、普通料金でグリーン車気分を味わえるということも500系新幹線V編成のメリットです。
ただ、もうお二人には指定券枠は残っていません。自由席で、岡山へ向かいます。
「こだま737号」はそこそこの乗車率でした。

岡山駅には、100系新幹線P編成が停車していて、写真を撮りたいところです。
でも次に乗る「やくも7号」の発車時間まで9分しかありません。
これも自由席ですから、さっさと乗り換えます。
思いの外空いていてほっとしました。
「やくも」号は381系です。Dsc_9134
ゆったりやくも号として近年リニューアルされ、
車内は美しくくたびれた感じはありません。
しかし、国鉄時代に製造された初期の振り子電車です。
コンピューターから位置情報をはじき出し、カーブの手前から、車体を傾け始める新型とは違って、カーブのカントに応じて、その車体を傾け始める自然振り子を採用しています。
よって、わずかですが遅れたタイミングで車体が傾いていくのです。
これが、何とも気持ち悪いといわれます。

でも滅多に「やくも号」に乗ることのない私にとっては、
あえて意識して、この揺れを予想しながら、乗り味を愉しみます。
さすれば、酔うなんてことはありません。
さて、お二人はどうだったのでしょうか?

山沿いはお天気が悪く、伯耆大山駅周辺では、期待していた大山の山容を見ることはできませんでした。

先日、駅弁に苦労した鬱憤を晴らすべく、米子駅では、ブランド駅弁を購入します。
吾左右衛門寿司です。2572円の鯛を筆頭に、かに、鯖などの押し寿司が用意されています。
Dr.Kは、昨日関サバを食べ損ねたリベンジで、
鯖の押し寿司(1774円)を購入されました。

クラブ帰りでしょうか。

やたら学生が乗車している境線の列車は、なんと単行。
ほぼ、満員で米子駅をスタートします。

境港出身の漫画家水木しげるさんにちなんで、列車もお色直し。Dsc_9103
目玉おやじ号は、一路境港駅を目指します。
といいたいところですが、米子空港の拡張及び鉄道によるアクセス改善のため、
新線で大回りして米子空港駅に立ち寄ります。
そこそこ利用客がありました。
JR九州 宮崎空港線のように、特急を境線に乗り入れたらと思いました。
やたら駅の数が多い境線ですから、当然この区間だけは快速にして…。

境港に到着しました。
水木しげるロードも結構ですが、境港は日本でも有数の漁獲高を誇る港町です。
うまい魚を食べるぞとばかりに、駅前の食堂に飛び込みます。
さっき車内で駅弁を食べたとこなのですが…まあそんなことは気にしない!

ちょうどお昼時なので、結構繁盛しています。
ここのお店は、海鮮丼がウリのお店です。
メニューの内容は、なにか函館の朝市の食堂とよく似ています。
お値段はそこそこですが、やっぱりうまい…。
プレミアムモルツは、あっという間にからになってしまいました。

境港でもう少しゆっくりして、快速で米子駅に戻る手もあったのですが、
米子駅で撮り鉄もしたかったし、
次の鳥取行き特急「スーパーまつかぜ10号」は、これまた自由席です。
ただうまい具合に鳥取方である先頭車(2号車)が、自由席なものですから、
なんとか、先頭の鉄ちゃんシートを確保すべく、
早めに列につきたいという思惑もありました。
一本前の普通で、米子駅に向かいます。
ただ、この列車に関しては、あまり記憶がないそうです。

「スーパーまつかぜ10号」は、うまい具合に例の鉄ちゃんシートを確保できました。
山陰本線のこの区間は、高速化がなされ、187系は快調にすっ飛ばして行きます。Dsc_9150
先頭にいるからこそ、1線スルーに改良された駅の構内配線がよく分かります。
山陰本線のこの区間は、結構直線にレールが敷設されており、通過列車が駅ごとに減速せずにすむこの改良の効果はなかなかのものです。
2両編成というのが、少し寂しいのですが、もっとスピードをアピールして乗客を増やして欲しいものです。

早く鳥取駅に着いたものの、次の「スーパーはくと12号」までには1時間あまり余裕があります。
まあ、米子駅から鳥取駅経由で大阪方面へ行く人はいないでしょうから、連絡する必要はないのですが…

撮り鉄をし、駅弁を仕入れるなりして、時間をつぶします。
ところで、「スーパーまつかぜ10号」でもそうでしたが、
「スーパーはくと」でも、車内販売はありません。
Dr.Kは、かつて、この「スーパーはくと」において車内販売のバイトをされた経験がおありなのですが、そんな彼だからこそ、
「この鳥取駅で買っておかないと大変ですよ。」
とアドバイスをしてもらえます。
ちなみに駅では、車内販売がないという旨の放送はありませんでした。
車内販売がなくなってから、だいぶになるとはいうものの、
ここは案内が欲しいものです。
ちなみに、かの名物駅弁である あべ鳥取堂の「かにめし」はいったん改札を出てからでないと購入できませんでした。

「スーパーはくと12号」は、上り列車が遅れたため、智頭駅を10分遅れで発車しました。しかし、姫路ではきっちり定時に到着です。Dsc_9184

ダイヤに余裕があるのかもしれませんが、それにしても胸のすくような智頭急行線内の走りっぷりでした。
同社線内は、当然、西日本パスのエリア外です。
あらかじめ同区間の乗車券と特急券は鳥取駅で買い求めておきました。

その腹いせというのではありませんが、姫路から、新幹線「のぞみ」に乗り換えます。
乗り換える手間はかかりますが、新大阪へは30分以上早く着きます。
おまけに、姫路駅で試運転中の「さくら」用N700系を見ることもできました。Dsc_9187

7時過ぎに新大阪駅に到着し、旅は終わりです。
Dr.Kおひとりなら、もっとこの切符を活用されたでしょうが、
そんな無茶をされないように、
この切符は「お二人以上」となっているのかもしれませんね。

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2009年6月16日 (火)

サイキョージ氏とDr'K 西日本パスで旅する!!1日目

JR西日本では、この春5/8~6/29にかけて利用できる「西日本パス」を発売しました。
JR西日本、JR四国全線に加え、JR九州の一部(おおむね久大線以北)が乗り放題というものです。
金土日月の連続する2日あるいは3日間利用出来るもので、山陽新幹線を含めて区間内のJR特急なら指定席は4回(3日用では6回)まで利用できます。もちろんいうまでもなく自由席なら乗り放題です。
JR東日本の「土日きっぷ」に似ていますが、7日前までに購入しなければなりませんし、
キップの案内券面には「2名様以上で、連続する2日間同一行程でご利用下さい」とあります。
思い立ったが吉日で、おいそれと使えるものではありません。
でも、まあ…制限はありますが、それにしても安いですよね。
なにせ、新大阪から博多まで新幹線「のぞみ」で片道14890円。
これだけで元は取れてしまいます。
Dr'Kによると、この手のキップで4000円ほどお値段が高かったのがあったそうです。
今回2日間用が、12000円というのは、定額給付金の額を意識したものと思われますが、
それにしてもこれほどダンピングしてくれるのは、高速道路休日1000円乗り放題に対抗したものでしょう。
鉄チャンとしては、有り難い限りです。
青春きっぷよりはかなり割高ですが、青春キップでの日帰り圏内はおおむね行き尽くした感があるので、旅が出来る範囲が広がるのがまず嬉しい。
青春キップなら、岡山がいいところの所要時間で、博多まで行けてしまいます。
加えて、普段指をくわえて眺めているだけの憧れの特急列車に乗れるのです。

憧れといえば、グリーン車。
自腹で乗ることなんて、まずないものですが、「西日本パス」なら4000円の追加で、最大4回(3日用では6回)まで利用できます。
これも安い!新大阪から博多まで新幹線でグリーン車を利用したとしたら、
これだけで片道5790円の追加が必要です。
JR四国のバースデイキップですっかりグリーン車が気に入ってしまったサイキョージ氏が、このキップに目を付けないはずがありません。
Dr'Kを誘って、西日本パス-グリーン車-の旅をされました。

一日目
新大阪7時42分発の「のぞみ97号」で小倉へ向かいます。
N700系の10号車、もちろんグリーン車です。2×2ではありますが、ほどよい堅さを感じさせる上級の座り心地にグリーン車であることを感じます。
読書灯をつけたりするのですが、思わず荷物棚を見上げてしまうのは田舎者。
読書灯は座席にビルトインされているのです。
なにせ、山陽新幹線は、トンネルが多いものですから、車窓の景色を楽しむのには向いていません。それだけにこうした小物にも価値が感じられます。
上質な車内空間は、山陽新幹線において、とりわけお値打ちといえるかもしれません。

小倉からは、普通列車に乗り継いで門司港へ向かいます。
この春開業にこぎ着けた、新しいトロッコ列車「やまぎんレトロライン」に乗車するためです。
門司港では、ゆうゆうと西日本パスを見せて下車したいところですが、
何とこの区間は別途キップが必要となっています。
ついでにいえば門司港-博多間の在来線には、このキップでは乗れないのです。
グリーン車に乗ってきたような人間は、こんなケチくさいことを言わないでしょうが、
私にしてみれば、「門司港-小倉間往復540円也。」
は、「してやられた!」という感じです。

  さて、「やまぎんレトロライン」です。Dsc_8922
門司港駅から関門海峡沿いに伸びていた貨物線跡を再利用した。
いわば、街中を走るトロッコ列車です。
こんなのが、果たして成り立つのだろうかと思いましたが、
多くの乗客が列をなして乗り込んでいると聞き、面食らってしまいました。
団体客と遭遇したわけではありません。
海峡を挟んだ様々な乗り物とセットされたキップなど、
思い思いのキップをここで皆さん購入されてるのです。
サイキョージ氏とDr'Kが選んだキップは「一人2回キップ」です。
500円で2回乗れます。
一乗車300円ですから、往復するので100円お得です。
でも早く並んだからいいようなものの、ゆっくりしてたら、満員に付き、指定席車に乗るしかないなんてなことになりかねない盛況ぶりです。

満員で出発した列車は、片道10分ほどで終点に着いてしまうのですが、
わざわざ眺めのいいところに路線を付けたのではないかと思うほど景色がよく、
なおかつ変化に富んでいます。
最後にはトンネルもあり、ちょっとした旅行気分になれます。
お二人は、つい数十分前には、時速300km/hでこの九州の地に向かってきました。
この緩急の落差がたまりませんね。

このトロッコ列車を運行するのは、平成筑豊鉄道。
かつて、筑豊地区の石炭輸送で活況を呈していた路線を引き継いだ第3セクターの会社です。
貨物亡き今、当路線の経営は誠に厳しいものがあります。
この「やまぎんレトロライン」は平成筑豊鉄道の路線ではありませんが、
列車の運行は、この平成筑豊鉄道に委ねられています。
鉄道経営の厳しさを知るだけに、コストを抑えるいろんな工夫が見られます。
エンジンを取り替えたとはいえ、機関車は南阿蘇鉄道で使用されていたものです
開放型展望客車(=トロッコ)は、路線縮小でお払い箱になった島原鉄道のトロッコ客車です。
このトロッコ列車を景色のよい区間に限定して運行し、
乗車時間は短いものの、あえて頻繁に運転することで
他の観光資源との相乗りも考慮して多くのお客様に楽しんでいただくというコンセプトで成功しているのだと感じました。
少なくとも今日に限っては、乗客数はレトロラインのほうが多いのではないでしょうか。

再び小倉に戻り、今度は、ソニック17号で大分に向かいます。
もちろんグリーン車です。
北九州の名物駅弁「かしわめし」を仕込んで乗り込みます。
美しい客室乗務員の方からウエルカムドリンク(無料)のサービスがありご機嫌です。
もちろん、おしぼりのサービスもあります。
実は今回サイキョージ氏が入手に最も手間取ったのが、この列車のグリーン券です。
ソニック17号に用いられる885系のグリーン車は、先頭車のすぐ後ろの半室部分しかありません。おまけに3列シートです。Dsc_8947
絶対数が少ないのです。
カレチ氏聞くと、ここ数日、土日は「西日本パス」のお客さんばかりだとか。
運転室が、かなり広いので思ったほど前面展望はよくありませんが、それでも、車体を傾けてカーブに切り込んでゆくような走行感は十二分に楽しめます。
黒いレザーがなんともシックな大型の座席の座り心地もなかなかのものとのこと。
苦労した甲斐があったというものです。

  大分からは、今回の目的地、由布院に向かって「ゆふDX号」に乗車します。Dsc_8993
キハ183系1000番台という珍車を限定使用する列車で、モノクラスではありますが展望室を持った車両です。
指定席ですので、指定したいのは山々ですが、これを指定すると、あと1回しか指定券枠は残りません。
帰りの「のぞみ(グリーン車)」と「ゆふいんの森号」にこれを使ったので、乗車区間が短い「ゆふDX号」は自由席にしました。
大分駅が高架工事中ということもあって、すぐ久大線の新ホームに向かいましたが、正解でした。「ゆふDX号」はほぼ満席で由布院に向かいます。
余裕があれば、大分名物「関サバの押し寿司」を買いたかったのですが、見あたらず断念と相成りました。
あとで時刻表を見たところ、大分駅には駅弁マークがないではありませんか。
久大線、豊肥線への乗換だけでなく、ソニックからにちりんへの乗り継ぎ等、旅人が駅で弁当等を購入する機会は多いはずなのに…いったいこれはどうしたことでしょう。

別府からトンネルをぶち抜けば、由布院駅まではすぐの距離ですが、「ゆふDX号」は大回りをする形で、ずんずん山を登ってゆきます。思いの外高いところにゆふ高原はあるのです。

由布院に到着。
ホームはすごい人だかりです。
「ゆふDX号」は下車する沢山の乗客をはき出した分以上の乗客を乗せて発車してゆきました。
さて、本来はここ由布院から南由布院までの短区間トロッコ列車-トロQ号-に乗車するつもりだったので、時間的にはゆとりがあります。
由布院散策と温泉そして地ビール館へゆこうということに相成りました。

観光スポットでもある金鱗湖まで、人混みをさけ川沿いに向かってゆきます。
のんびり歩いて20分足らず、金鱗湖畔にある下ん湯で入浴します。
わらぶき屋根の小さな共同浴場ふうの温泉に番台はありません。
道ばたにある無人野菜売り場の料金箱みたいなところに200円也を入れ、入浴します。
2.3人ほど先客がいましたが、人出の割には少ないなあといったところです。

それこそ、由布院が有名になる前…、20年ほど前になるでしょうか。
私もここで入浴しました。
冬だったせいか。お湯がぬるくて寒かった記憶があるのですが、
それよりもびっくりしたのは、
おばあさんが、すっぽんぽんで入ってこられたことです。
「女風呂に間違えて入った!?」---
その時、私一人しか入浴していなかったのでこれはあせりました。
おばあさんが出られるまで、ずっと浴槽から出れずにいた気の弱い私でしたが、
お湯が熱かったら倒れていたかも…今となっては懐かしい思い出です。
ちなみに一応今も混浴ではあるようですが、男性客しかいなかったそうです。

お風呂上がりは、メインストリートを散策しながら駅方面へと向かいます。
おしゃれな飲食店やおみやげ屋などが並び、なんか九州の軽井沢といった感じの趣です。
しっかり、観光を楽しむサイキョージ氏とDr'Kです。

さて、お次は、地ビール館です。少しメインストリートから外れたところにあるのですが、何とお休み!
仕方なく駅前で居酒屋風のお店を探しますが、
時間も4時前ということになると休憩タイムということで営業していません。

17時7分発の「ゆふいんの森6号」に乗車するわけですから、
ここで時間待ちに風呂上がりのビールを飲むのは、最高。
というところですが、普通に考えたら、
ここ由布院で、この時間に一寸一杯ということはないわけですから、
仕方ないことかもしれません。
それでも懸命にお店を探したサイキョージ氏は、
焼き鳥を肴にビールをお飲みになりました。
「歯ごたえのある地鶏であった。」と感想を述べておられます。

ゆふいんの森6号は、キハ72系でした。Dsc_9016
キハ65.58改造の1世ではなく、新造の「ゆふいんの森2世」です。(正しくは、新ゆふいんの森2世というべきですが…)
私だったら、1世のほうに乗りたいところですが、
サイキョージ氏とDr'Kは、2世に乗れたと喜んでおられました。
2号車に乗車されたわけですが、出発するなり通路には、長い人の列です。
皆さん、隣の車両にあるビュッフェで飲み物食べ物その他いろんなグッズを買おうと並んでおられるのです。
JR九州は、商売がお上手です。
この「ゆふいんの森号」限定の商品を車内放送でもアピールし、
旅人たちの購買意欲に火をつけます。
お二人も、ワインを初め色々なものをお買い求めになりました。Dsc_9024
どうやら「ゆふいんの森号」には、不況風は吹いていないように思われます。

久留米からは、鹿児島本線に入ります。
電車特急が頻繁に走る区間です。
ディーゼル特急である「ゆふいんの森号」は、
懸命のラストスパートで博多へと向かいます。
この区間を走る「ゆふいんの森1世」に乗ってみたいなあ。

博多へ到着。
まだ19時15分ですから、今から中州へでも繰り出して飲める時間です。
しかし、明日もあります。
最終「のぞみ」で大阪に向かうという無茶はやめておいて、
「のぞみ96号」で大阪へ帰ります。大阪到着は21時58分です。

それにしてもこの時、博多駅で駅弁が変えなかったそうです。
全部売り切れ!
仕方なくコンビニにあるものですませたそうですが、ひどい話です。
唯一買えた、小倉駅の「かしわめし」にしてもだいぶ探し回られたとか…
旅の楽しみである駅弁は、もはやスーパーマーケットの駅弁大会で買い求める代物となったのか。

---二日目へつづく---

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2009年6月15日 (月)

JR西日本 485系スーパー雷鳥の画像をUP

683系の新系列が投入され、いよいよ485系雷鳥も最後の時が近づいてきたようです。

クロ481-2000番台をはじめとして、現在の雷鳥編成は国鉄色をまとっています。Jrw485_2001f_10_0001

あまりにもしっくり馴染んでいるもので、ずっとこんなスタイルだったように思われがちですが、クロ481-2000番台が、スーパー雷鳥の顔(先頭車)登場したときは、白い車体にブルーとピンクの帯をまとっていたのです。

またクロ481-2000番台の次位には、サシ481改造のグリーン車、かつては「だんらん」と称されたユニークなグリーン車が連結されていた時もありました。

今はもうみることのできない、なつかしい485系の姿をご覧ください。

JR西日本 485系スーパー雷鳥の画像へJUMP

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2009年6月 3日 (水)

J鉄局長の春休み09 東京編

東京出張っていうのは、撮り鉄するのにはチャンスなんです。
仕事を何と心得るか。といわれれば返す言葉もないのですが、
前日の夜行バスに乗り、早朝から、日本全国から次々やってくる夜行列車(だいぶ減ってしまいましたが…)をまず撮影します。
今のうちに撮っておかないと…という貴重な列車、車両が次々やってきます。

そのまま朝の通勤時間も時間の許す限り、カンカンになっても撮り鉄するわけですが、
昼間の閑散時とは、違う種別、違う車輌がやってくることも多く、目を離せません。
もっともカブる(=ターゲットの列車に別の列車がかぶさること)可能性も多々あり、
J鉄撮りが完成せず、悔しい思いをすることも多いのですが、
効率がいいことは間違いありません。
かつては、この時間に東京で撮り鉄をしていると、
フィルムが「あーっつ」という間になくなってしまい。
はらはらしながら撮り鉄したものですが、
いまや、デジタルメディアは大容量で、なおかつ安価になり、ほぼ撮りたい放題。
15両編成でも、ためらうことはありません。

今回のターゲットは、E331系です。
E331系は連接台車をもつ通勤電車で試作的要素が強い珍車です。
 数年前にデビューしましたが、長らく営業用に供されることもありませんでした。
当然、撮影するにも、いつどこで走るのか?全く手がかりがない状態で、
珍車ハンターとしては、歯がゆい思いでずーっと過ごしてきました。
ようやく「昨年末より、京葉線で営業運転に就いた。」という情報を得て、
すぐにでも撮影に出かけたかったのですが、
ホイホイ気軽に東京まで出かけてゆけるほど、お金も暇もありません。
加えて、E331系の運転は土日限定ということで、
なかなか撮影する機会に恵まれませんでした。
情報によると、京葉線土日ダイヤの下二桁94,95の列車番号をもつスジが、E331系に充当されるようです。
なにせ、一編成しかありません。見逃すと2時間ほど待たなければなりません。
大型時刻表でターゲットの列車を絞り込みます。
ほぼ日中ずっとはしっているわけですから、わざわざ朝イチの列車を撮る必要もないので、まずは、上野着上りの夜行列車を狙うことにしました。

鶯谷は、10本もの線路が並行する区間にあり、
カブる可能性も高く、決して油断できない撮影ポイントですが、
上野着の列車が駄目だった場合、車庫のある尾久へ回送される列車も狙えます。
特に推進運転となる寝台特急「北陸」「あけぼの」などはゆっくり走ってくれますのでJ鉄撮りには、むしろこちらが好都合です。
今日は、土曜日。仕事はありませんが、撮り鉄はいつでも朝早くからが勝負です。
一昨日、列車遅れのために撮影できなかったこれらの列車を撮影し、
その足で京葉線に向かうことにしました。

東京で乗り換えてもいいのですが、
鶯谷では最後部の車輌に乗り込んだので、有楽町で乗り換えます。
一旦下車する格好になりますが、この方が早いような気がします。

京葉線の東京駅は地下駅ですから、撮影には不向きです。
先頭車に乗って、撮影する駅を物色します。
ところが何ということでしょう。
地上に出ると各駅ホームの端にはカメラの砲列が…。
目が点になってしまいました。
大阪駅近辺でも塚本駅などでカメラの砲列を見かけることはあるのですが、
これほどの数を見たことはありません。
いったい何が来るんだろうかと、思いながらも、
私の入れそうなスペースを探しながら、舞浜駅まで来てしまいました。
すると対面に583形がいるではありませんか。N-2編成…臨時列車です。
そうかあ、カメラマンたちは、他でもないこの舞浜駅へむかう、つまり東京ディズニーランドへむかうこの臨時列車を狙っていたんだとはじめて気づきました。
こうした臨時列車の情報はこの手の情報誌を読めばわかることで、
私も今回、目を通しています。
でも今回は、E655系の運行情報だけに目を奪われて他の臨時列車は見るのを忘れていたのです。
知っていたら、一つ手前の駅で下車したのに…。と後悔しても始まりません。
がっくりと肩を落として下車しました。
ところが、カメラマンたちは動こうとしません。
どうやら彼らのターゲットは他にもありそうです。
もう、この際何も考えず、彼らと行動を共にすることにしました。  
結局、彼らと行動をともにしたおかげで、JR東日本の583系を2編成、勝田区に配属の臨時列車用485系、そしてJR西日本の489系まで撮影できました。
それにしても東京ディズニーランドは凄いですね。
鉄道だけでも、これだけの臨時列車を動員する集客力を持っているのです。
おっと忘れていました。本日のターゲットE331系も、もちろんゲットできました。
それだけではありません。普通列車についても今の京葉線はバラエティーに富んでいて実に楽しいのです。
さすがにもう103系の姿はありませんが、201系に205系…。
205系については京葉線オリジナルの従来タイプに加えて、もと山手線で走っていた旧タイプの側窓をもつ1次車、それに制御器をVVVFに取り替えた武蔵野線直通の5000番台など次々にやってきます。
それにしても他のカメラマンの皆さんは205系には目もくれず、201系についても一枚だけパチリと撮影するお方がいるかいないか。
583系であろうが、205系であろうが、何から何まで一様に、かたっぱしからJ鉄撮りする私のような存在は奇異に映るのでしょうか。変な目で見られてしまいました。

とはいえ私は大満足です。
カメラマンたちが、潮の引くように去っていかれるのを見送った後、
私も京葉線を後にしました。

後半戦は、秩父鉄道です。
予定通り、パレオエクスプレスと元東急8000系となる7000系をゲット。
その後、西武鉄道秩父線経由で飯能へ向かいました。
ラッキーなことに、この飯能駅で、もと東京臨海高速の車両を含む209系H71編成をゲット。
狭い島式ホームなのであまりいい写真は撮れませんでしたが、
いずれ珍車ギャラリーで紹介したい編成だったので、嬉しい限りです。

こんなにうまくいく日も珍しいものですから、お話しさせていただきました。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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