J鉄局 局長の冬休み07 新潟長野編
今年の冬休みは、JR東日本の土日切符を利用してやろうということで、前日から東京入りしました。
前日でないとこの切符は買えないのが、ツラいところです。
蒲田にある常宿を6時すぎに出発して、
今日は7時ちょうど発の上越新幹線からスタートです。 天気がよくなくて、ガーラ湯沢のスキー場は営業していないとのこと…それでも「とき303号」は、満席です。U博士が、
「あぁ、あれは、湯沢までは、混むんだよね。」
とおっしゃた通りでした。
浦佐を出ると霧です。
新潟では、わずかの時間に、撮影すべき列車が、次々やってきます。
徐行運転でもしようものなら大変です。
幸い列車は、定時に到着しました。
新潟駅のホームでは、三脚に銀バコのカメラマンが、沢山下車しました。 彼らのお目当ては、わかっています。SLばんえつ号に違いありません。
私ももちろん撮影するつもりですが、彼らは、これだけを狙っているようです。
すでに入線している出発ホームは、もう黒山の人だかりです。
喧騒をよそに私は、快速くびきのをはじめ、115系E127系そして、きらきらうえつとカメラに収めてゆきます。
撮影する分には、邪魔なカメラマンはいないにこしたことはありませんが、もう少し他の車両にも眼を向けてやって欲しい気がしました。
新潟での撮影が長引くことも考えて高崎行きの「とき」は、自由席にしました。なんとか座れましたが、これも結構混んでいました。
高崎で「あさま」に乗り換えます。
関西人にとって、新幹線で長野へいくという発想は、ありません。
しかし、新幹線なら長野まで、東京から1時間半あまり、お金に糸目をつけなければ東京まわりでも到着時刻にさほどの差はないのですね。
上田へ行くのであれば、新幹線の方が、明らかに早い。
「あさま」は、軽井沢で下車する人が結構多く、長野までは、ゆったりと行くことができました。
長野から快速「妙高」で北長野へ。
かつては、特急だった車両です。もう少し長く乗っていたい気もしますが、北長野駅は、長野電鉄信濃吉田駅に近く、長野電鉄の撮影をするためにはここで下車します。
東急の8000系に日比谷線の3000系…ほとんど古巣の姿のままでやってくる彼らをカメラに納めます。
長野の山野には、
「やはり、リンゴカラーのOSカーがしっくりくるんだがなあ。」
などと思いながら、これも首都圏からの転入組となる特急「ゆけむり」を待ちます。
やってきました。彼も昔のままの姿です。
でも気のせいか。 一番の新参者であるのにもかかわらず、「ゆけむり号」が一番、長野の背景に馴染んでいるように感じられました。
次は、佐久平へ向かいます。ハイブリッドディーゼルカー、キハE200に乗車するのが目的です。
普通、新幹線のホームは、在来線に高架橋でもって跨ぐか、並行している駅が多いわけですが、佐久平は、 逆に在来線が新幹線を跨いでいます。
単線一面のホームなものですからなんというか…変な感じです。
ハイブリッドディーゼルカーは、実に静かに出発します。モーターで起動するわけですからディーゼルエンジンの音がしないのは、わかりますが、インバータの変調音もグッと控え目なのです。
ちょうど下り坂でブレーキを緩めて車両が転がりだした感じです。
一方それでいて、下り坂なのに突然エンジンが唸りだします。
運転台には、素人にもパワーの流れがわかりやすいカラーモニターが装備されていて実に面白いのですが 運転手の操作とは無関係にエンジンが動きだしたりするのは、これまた、変な感じです。
小諸から上田へ向かいます。ハイブリッドディーゼルカーの時間に合わせたためですが、フリー切符だからこそ出来るワザです。 もっとも上田までのしなの鉄道は、別料金です。
「たかがこれだけの距離、それも115系に乗るのにこれだけお金が必要とは…、」
などと考えてしまうのも土日切符パワーのなせるワザです。
昔は、上田の駅からでも写真が撮れましたが、上田交通、もとい、上田電鉄もまた新幹線と共に高架になってしまったため、千曲川橋梁のところまで、写真を撮影しに行きます。
まあ、大した距離ではありません。 ラッキーなことに丸窓電車も撮影できました。
最後に上田での撮影を持ってきたのは、もう一つ理由があります。
しなの鉄道は、軽井沢の夜を楽しむ列車を企画していました。
快速列車でもあるので、これにはきっと169系を使うに違いないと思ったからです。
もう日没寸前で、はらはらしましたが、何のことはない、列車は115系でした。
169系は、今回の旅の目標の一つだっただけに残念です。
でも、他はおおむね撮影ができ、満足です。それにしても、日が短い冬の一日でさえ、二日分以上撮影ができたような気がします。
新幹線にフリーで乗れるっていうのは、やはり凄いですね。
明日は、東北新幹線に乗ります。
分岐点の、大宮で一泊するため、再び上りの「あさま」に乗車します。
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