5月3日、和歌山電鐵貴志川線に乗ってきました。
JRの券売機で貴志まで360円の切符を購入し、駅構内に入ったのですが、
和歌山電鉄の乗り場入り口で、一日乗車券があるのを思い出しました。
値段をみると650円、「しまった!往復するより安いじゃあないか。」
ダメもとで、駅員さんに、掛け合ってみると、あっさり差額の290円で交換していただけました。
そしてプラットフォームに目をやると、2271。白いボディに赤いロゴが印象的なイチゴ電車です。
いまや和歌山電鉄といえば、イチゴ電車。というぐらい有名になっていますが、6編成あるうち、イチゴ電車はこの一編成だけです。
「ラッキー!」と思わず子供みたいに嬉しくなってしまいました。
ちなみに和歌山電鉄のWebページから、運転日と運行列車を調べることが出来ますので
私のように行き当たりばったりではなく調べてからお出かけください。
いいお天気ということもあって、家族連れが多く満員御礼です。
座ることは出来ませんでしたが、車内を見回すだけでも、十分楽しいイチゴ電車でした。
楽しく可愛いロゴに、木を多用した車内は、JR九州のデザインを手掛けるドーンデザイン
の得意とするところ、センスの良さは抜群です。
どちらかといえば硬派の南海電車も見事な変身を遂げていて、車内、車外を問わずカメラの被写体となっているのもイチゴ電車効果以外の何者でもありません。
さて、なぜイチゴなのか。ということですが、じつは終点の貴志周辺には、沢山の観光イチゴ農園があるくらいで、この地の名物なのです。
今回の乗客の多くもイチゴ狩りへお出かけのようで、車内のポスターに「必ず予約の電話を!」とあるのを見て、早速携帯電話でダイヤルしている人もいました。
終点の貴志でも人の姿が絶えることはありませんでした。
とりわけ人だかりが目立ったのは、駅長を拝命している三毛猫「たま」の前です。
なんでも「たま」は休日であるのにもかかわらず、お出ましになっているようでした。
しかし、5月とは思えないような陽気と人々の熱気に少々グロッキー気味に見えました。
一つ残念だったのは、駅長がこんなにがんばっているのに、売店にあまり商売熱心さがが感じられなかったことです。
名物のイチゴのみならず、いちごジュースやイチゴ大福。それにイチゴ電車の関連グッズなんかもあれば、ミーハーな私は、何か買わずにおれなかったと思うのですが…。
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